bosats 音 note

ギターにハマって困って学んで

偶然買ったテキスト・・採用📕

テキストを買ってみる

 

一昨日、アマゾンで対位法のテキストをチェックしておきました。

 

その中で、レビューなども見つつ、最終的には直感で ウォルター・ピストン『対位法 - 分析と実習 -』(音楽の友社)をポチりましました。

 

ピストン 対位法 分析と学習

ピストン 対位法 分析と学習

 

 

到着予定日も先だったし、参考程度に、と思っていおり。実例(実際の楽曲のフレーズなど)に学ぶというのはいいんじゃないかと。

 

そしたら、なぜかレッスン当日に届くという😃 じゃあ持っていってみるかと。

 

 

レッスンで採用決定

 

先にレッスン室にいたら、先生が「これ、一応持ってきたから見といて」と

ギャロンの対位法の本を渡してくれたので、パラパラ見ながら譜例を弾いてました。

 

対位法

対位法

 

 

「これはどちらかたいうと、2声とか小さい単位から、原理的にやっていくタイプなのかな?」という印象を受けつつ。結構譜例はいい。賛美歌の一部みたいで。

が、禁則が激しく多い

 

あと、禁則指定されてるやつが、僕には好きだったりしてw 「ラヴェルの曲にこういうパターンあるよな・・充分いいよな」とか、思いながら弾いてました。

 

先生が戻ってきて、とりあえずピストン版のテキストを見てもらう。

「あれ、カラフルだね。ほうほう・・・」と読み進めて行き・・。

 

先生「これ、いいんじゃないかな? T君の場合はこういう実例から課題のほうが合っているんじゃない? 私も買おう。。

これで1ヶ月内で読んで、最終的に課題を解いて見せあうとかで。あっちの(ギャロン版)よりいいでしょ。」

 

ということになりました。

 

家帰って、読んでみたら課題数は少ないけど、結構な難易度😹

例えば、ベートーヴェンの作ったフレーズがある。これと同タイプのフォームのフレーズを自分でも書け とか。

 

要は、〝先達の模倣から始めよ〟ってことで。これが章ごとに複雑性を増していく。

 

まあ、やってみますわ・・!

 

 

で、ピアノ🎹

 

ドビュッシーメヌエット」再開。これは好きな曲なので何回やってもいいw

段々馴染んできてるとはいえ、まだまだ。

フランス独特の〝ノリ〟で。三拍子系だと、三拍目に律動のエネルギーがくる

 

今回は、そういう感じのニュアンスにのっとって弾く。

展開も早く変わっていく曲なので、いまだにつかめない→弾きこなせない😐

けど、それも含めて良い。

 

 

演奏フォームの話

 

結構レッスン中、話題に上る話。

 

先生曰く。「あまりに(パソコン打つように)頭で考えて指でパラパラ弾くっていう風になるとよくないけど、T君の場合は、こう姿勢を曲げて弾くのがある程度合ってるのかもしれない。

グレン・グールドもものすごい猫背で弾くけど、あの人はそれに対応した手や指の捌き方が絶妙だから・・。T君ももっと低い椅子で弾く!?(すでに標準のピアノ椅子で一番低くセットしてある)」

 

僕「グールドみたく椅子の脚切ってですか?w 

演奏自体に好影響かわからないんですが。

姿勢悪くして定位置に構えると落ち着くんですよ。セッションの時。ジャズ好きのおじさんに、ビル・エヴァンスみたいなフォームだって言われたことあります。(エヴァンスも極端に背中を曲げる)今だって、譜面読むから姿勢起こしてるだけで・・。」

 

先生「うーん。それで演奏の結果が・・響かないとかだとあれだけど。

そういう響かせ方。内側からの(体とピアノの)空間の作り方もあるのかもよ。」

 

など、かなり体と楽器の関係の大事な話が聞けました。

 

全然違うとこからの話ですが、ドラマの「クリミナルマインド」で。子供がパニック発作を起こした際、落ち着かせるため。座ったまま、両膝の間に顔をうずめる姿勢をとらせてました。

 

上体を低くするくせは、不安に対する無意識のうちの防衛策なのかなーなどとも・・🤔

 

あ、そういやグールドの弾くシェーンベルグ。限定版。アナログ録音なのもあり、音がキツくなくあっさり弾きこなしていて良かったっす。

 

 

 

 

「シンクロニシティ!? \\\\└( ᵒ̴̶̷̥́ ·̫ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )」////・・で何」 という話 

新しいことを習うか否か 〜追想

 

クラシックの作曲科の昔の(僕が高校生の頃)必修科目は、

音楽の友社 和声の1〜3巻。(他ピアノ・初見・視唱・聴音かな?)

 

これの3巻は分厚くて、後半対位法の習得という面に目的が移っています。

 

(いまは和声教科書も変わっていて、数字付き低音→ある程度コードネームに似ているものを用いた仕組みになっているそうです。

なので大学生になってから音の横のラインが書けないということも多いのだとか。)

 

僕は、音大の作曲科受験は早めに諦めて、ゆっくり和声をやっていました。

 

時々好きに曲も書かせてもらってました。(他の楽器の生徒さんがたくさんいたので頼むと弾いてもらえた🎻)

 

大学の2年くらいから3巻開始→しかもこれが、分厚いから飛ばし飛ばし。

先生から「やりやすいところからやっていいよ」と言われてた気がします。

 

なので、高一の頃のソルフェージュからはじめ

7年近く和声やってて、後半数年対位法に少し足を突っ込んでいた。

 

 

それでも、いまの仕事を紹介してもらった先生から「7年で3巻ある程度いったか・・早いね」と言われました。それだけ普通は時間かけてやるものだったのです。

 

だからこそ、うちのM先生(音楽高校のピアノ科にいたのを、なぜか急に作曲に鞍替え。たった2浪で東京芸大受かる)の怒涛のちょっぱやコースを尊敬してます。

 

新しいことを習うか否か 〜望郷編

 

で、M先生はピアノもバリバリに弾けるので、2年前くらいから習ってたんです。

実家近く。地元でもN先生っていう子供の頃習ってた先生の発表会に手伝いで出たのをきっかけに再度習い始めると。

 

で、ピアノもそこそこ要領がつかめてきたなと、久しぶりに曲でも書こうかという風に思い。

「対位法ってなんか自分の中に引っかかってる。とはいえいきなりすごい曲がかけるってわけじゃ・・いやだが・・ファミコンてなんであんな不条理なゲームが・・いや、対位法!・・昔テキ屋でアイス売ってたじいちゃんもう亡くなってるだろ・・・いや対位法!習ってみたい」とか考えてたわけですw

 

というわけで、

前回のレッスンでその辺を相談してみました。M先生の提案はこんな感じ

 

A  3巻の後半をやる フーガの感じに近いものが書けると思う→ 3巻再トライ

(早速、15年ぶりに読んだら頭痛した・・)

 

B  2声対位法とか単純なものから始める →しかし先生は上のルートで習ってるため

ちょっといま教えるの自信ない 

(対位法の教え方はその先生によって異なる。ので音大生も各々違う習い方だったそう)

 

C  いっそのこと、対位法専門に深めてる先生につくのもいい その場合紹介する

また、大学の単科(?)一般への開講を受けてもいい

(その場合、いま東京芸大コンセルヴァトワールの和声=おフランスの和声、中心になっているので。他の大学を勧める)

 

 

こんな感じ。うーん😐とその場では答えが出せませんでした。

で、一応『フーガの技法』という昔の大学の資料を持ってきてくれるとのこと。

 

 

なぜひっかかるのか と シンクロニシティ

 

 

なぜ対位法がひっかかるのか、バッハが好きなのは当然。

でも影響が大きいのはスティーブ・ライヒの「エレクトリック・カウンターポイント」。心のクラシックランキング10以内に入りますわ!

 

 

特に展開後の Ⅱ部 Ⅲ部 をお聴きください↓ ぼくはⅡ部が一番好きです🌟

www.youtube.com

 

これ無理やり和訳すると、「電気的対位法」。 最初のレコードは、ジャズギタリストのパットメセニーが、多重録音でやっていた・・はず!🎸

 

これの、ズレ要素、まさにカウンターポイント要素が好きです。

 

そして、驚いたのが。全然違う視点で。

フジファブリックが好きで。ギター、現ギーターボーカルの山内総一郎さんの、ギターマガジンの特集本が出ていたので、なんとなくポチッとしました。

 

パラパラとインタビューを読んでいると、「赤黄色の金木犀」の話題が。

これは心のフジファブリックランキング第1位の曲!(いちいちうるさいわw

 

「学生の頃からスティーヴ・ライヒが好きで、ミニマルなフレーズをいつかやりたかったんですけど、うまくできたかなと思います。」p.022

 

本人談・・。おいおい、総君やっぱそうだったか。。おれが好きなはずだよなー!ねーっつて!シンクロニシティってやつ?これ🎉

で、何w・・・

 

と一通りゲンナリ落ち込んだあとに、まあでもなんらかの形で対位法やろう・・せっかくだし・・と思いましたとさ・・🤔

 

おしまいケル

 

 

フジファブリック 山内総一郎 (GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES)

フジファブリック 山内総一郎 (GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES)