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One day coming

- bosats のピアノラボ -

〈映画〉山田洋次監督『母と暮らせば』見てきました

 

公式です↓

hahatokuraseba.jp

 

映画館に『進撃の巨人後編』を見て依頼数ヶ月ぶりに行って見てきました!

 

感想:ネタバレ要素含みます

 

43ボサツポイント(100点満点で)

原爆で息子を失なった、母と幽霊となって現れる息子との対話劇。悲惨な現実の中で息子の回想を繰り返し、次第に衰えていく母。その悲劇性は百も承知で、「なんじゃこりゃ」と思いました。

まず冒頭、長崎の原爆投下がわりあいあっさりと直接的が描写は少なく描かれています。まずそこで話の悲惨さが弱まってしまう(これをスピルバーグがするように凄惨な地獄絵図として描いたら全く重みが違います)。

 

その後のお話の展開部分、母子の対話。回想→ダイアローグ→回想→ダイアローグの繰り返しが長い!宇多丸さんがタマフルの映画評でよく言う「これじゃ映画じゃなくて芝居だよ!」ってやつです。

そしてラストの原民喜の詩、「鎮魂歌」を元にした合唱。〝死者たちの祈り〟と取れる部分。演出がCG感丸出しかつドイヒーで吹きそうになりました。わらわらと手を振る世代を越えたの祈りの合唱団、長崎の死者たちを表しているのかもしれませんが、あれはだめ、あの演出はかっこわるかったです。長崎の受けた地獄、怒りを受け入れていく死者たちという描写でありながら、この映画一歩間違うとこの〝天国(?)〟描写もあって死=救済と取れてしまうのです。もちろん冒頭があっさり描かれていることもここで効いてきます。

 

もし昨今のご時世を受けて、〝反戦〟の要素を入れ込みたいとしてもそれにも失敗してやいませんかと、これまた重要な要素、キリスト教の説く赦しと隣人愛と救済が裏にあったとしてもよ。お話の中でも出てくるすべては「運命」あるいは〝主の意志〟であるというニュアンスで話の持つ力が軽くなってしまってます。いや反戦の意図が全くなく単に鎮魂の映画だとしても・・うーんてなります。

 

ところで、原民喜についてググってみたところ、例の「鎮魂歌」を書いた数年後自殺してんじゃん!

原民喜 - Wikipedia wiki先生

 

それもモテない太宰治みたいな人生送ってるじゃないですか、なんかやるせないよ・・。金子みすずも「みんなちがってみんないい」と書いた後どんな人生だったかを知ったときの衝撃に似ています。

 

今年見た映画の中では「マッドマックス」がダントツ(89ポイント)。DVDなど今年の映画でないものも含むと井口昇監督のヒドイ(こっちは褒め言葉)映画群は良かったです。戦争関連映画だと「陸軍中野学校」はヒドイ(凄惨)映画で印象に残りました。

 

 

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