分相応
発表会用にドビュッシー 『ベルガマスク組曲』から Ⅰ プレリュードを選びました。
理由は。。春っぽい・爽やか・無難😂 ですね。
とっつきやすい曲なのにちゃんと取り組んだことがなかったので、よかったです。
最初は『版画』から Ⅲ 雨の庭 か、『ピアノのために』Ⅰ 前奏曲にしようと思っていました。激しいし、キャッチーだし、モテそうだから😂
たぶん全ピアノ曲の中でもトップクラスに好きなのがこの『ピアノのために』です。
譜読み
でも難易度も高いし、長いので。これ仕上がらなかったら惨憺たるありさま(経験者は語る)になるなと思ってやめました!
さて、パラパラ弾きながら譜読みして、これからちゃんと読み込んでみます。
同じモチーフがスムーズに転調しながら繰り返し出てきて、印象的です。
バリエーションをもたせながら繰り返すので、無意識のうちにモチーフやフレーズが頭に残り
短い曲の中に、音数は少なくとも様々な要素がうまく詰まっている。
一応分析もします。ドビュッシーの場合、コードネームとディグリー折衷の変なメモみたいのにがりますが・・。
その方が暗譜する場合にも後々覚えやすいので、このメモ、役に立ちます。
人と作品 を読む
伝記は何冊か読んだ記憶があったんですけど、改めて読んだら波乱に満ちた人生ですね・・。恋人のピストル自殺未遂とか、有名なエピソードは聴いてたけど、
晩年の経済的困窮と病気とか細かいことは知りませんでした。
それと組曲のような形式の曲もそれぞれ一気に完成させているわけではないこと。
多作だけれど、スランプ気味で寡作の時期もあることなど。
印象派3人の暗黙の競争も、サティと晩年絶交していることも、結構プレッシャーだったんじゃないかと想像しますが。
流行と評価の浮き沈みは作曲家の必定。
とはいえ、結構ダメージもらいやすい人じゃなかっとのかなーと。
ラヴェルと似ているエピソードですが、やはり第一次世界大戦はかなりショックだったようですね。ちょうど晩年と重なっていますしね。(〜1918年)
色々な切り口から年表・作品表もあり、カラッとしたいい伝記でした。
今回読んだもの↓