デヴィッド・J・リンデン『快感回路』と『脳はいいかげんにできている』を電子書籍で書いなおしました。
脳はいいかげんにできている その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ (河出文庫)
- 作者: デイヴィッド・J・リンデン
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/06/16
- メディア: Kindle版
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『快感回路』の文庫本はたしか売ってしまった。文庫サイズにおさまる本は
この人の本は科学云々の前に、面白いから。暇な時に読もうと思います。
相変わらず過眠絶好調(絶不調?)です。過眠側の脳にとっては絶好調です。
話は変わって、薬のネット販売規制
2ヶ月前くらいかな・・。何か厚労省の処方薬販売への規制がまた強くなってるようで、個人輸入で処方薬を売っているネットショップってたくさんあるのですが。
そこで新しいガイドラインを読みました。禁止リストのようなもの。
感想は、「これ規制して、誰が得する?」っていう薬も多く含まれているという具合。
アメリカなどは国民皆保険がないかわりに、規制もゆるく普通に処方薬がその辺のお店で買えるという話も聞いたことがありますが。(自由放任)
例えば社会不安障害の人がいるとして、プレゼンなど、不安でどうしようもないと。
それで、抗不安薬やβ遮断薬(動悸を抑える)を買って使っていたとしましょう。
それでうまく回っていたのに、その2剤が禁止されることで、わざわざ心療内科や精神科に通うことなる。
個人輸入の場合、ジェネリック医薬品が多いので結構価格も安いので。
かえって医者通いで国費も使うし(処方薬+診察料もろもろ)生命保険などにもマイナスにはたらいてしまう。(メンタル関係は自殺リスクが高いとして、生命保険に入れない場合もある。)
そんなことを考えていたら5年前の記事でこんなのがありました。
この記事では薬剤師会による〝処方薬利権〟という解釈がなされています。
ルールと現場
大雑把にいうと、何かを規制するとき、誰かに利益あり。というのは、確実にありますね・・。
数年前の、抗不安薬・睡眠薬の制限もそうだけど、それで人がどう困るか考えてないルールで、現場がものすごいバタバタしたのは想像つきます。患者も含めて。
脱法ハーブみたいに、それに陶酔するために使うものでもないのにねぇ。
で、kyupin先生の良い記事でシメ。
各国の精神医療・福祉のあり方や日本の厚労省のスタンス。が一通り理解できます。
個人的に、この話の患者さんの経過は感動的です😭