bosats 音 note

ギターにハマって困って学んで

こないだ言ってた 調律師さん来たる

ピアノのポテンシャル

 

調律、たぶん2年ぶり。

こないだ出てきた調律師さんが来てくれました。

 

調律後、「全体的に下がってました。38くらい。」とのこと。

38ってたぶん380Hzのことだと思うんですが、知ったかぶりでそのまま聞いてた😹

 

練習用に鍵盤を重くしてもらってたのを外してもらったのが前回だったので。

その辺、どうですか?と調律師さん。

「音の返りがちょうど良くなっていいです。」と僕。

 

調律師さん「消音ユニット(MIDI仕様のピアノに切り替えて消音できる機械)を外すと、さらに鍵盤の深さをつけることができます。いまだとまだ鍵盤が軽いと思います。6mmくらいかな? 」

 

僕「ああ、スイッチに当たる分浅くなるんですね。」

調律師さん「そうそう、そうです!いまはまだミュートされて、通常でもソフトペダルがかかったような状態ですね。」

 

今回は、調律師さんがめちゃくちゃスケジュール的に忙しそうだったので言わなかったけど。次回は消音ユニットも外してもらおうかと思いました。

状態はいいピアノなので、本来の音が出た方がいいかな🤔

 

いつもの音楽談義

 

調律師のOさんは、ご本人もピアノがうまい。試奏してるときの感じでおおっと思います。

で、クラシックのピアニストの人の手伝いを今していると。

ある意味ディレクター・プロデューサーに近い内容でした。選曲から、会場の演出から。

 

集客大変ですよね。という話から、Oさん「ショパンコンクールファイナリストとかならともかく。本人のカラーをちゃんと出さないといけないですからね。こないだもライブで、そんなにクラシック色も強くないイベントだったので、情熱大陸のテーマと、

スペイン(チックコリアの名曲でスタンダードナンバーになっている)やったりとか」

 

僕「あー、難しいやつ(スペイン)w 」

 

Oさん「古楽器(スピネットよりもっと耳馴染みのないやつ)の修復も音大の教授から頼まれていて。もうおじいさんで引退されてるんですけど。軽く受けちゃったら、それが大変な損傷で・・・でも貴重なものなんで、素材から何を使うかまで含めて、費用も考えながら復元してて。」

 

僕「あー素材から・・再生ですね! その時代のは、純正律ですか?」

Oさん「純正律ではないんですけどね、近いものですね。せっかくなのでね、結構大仕事で。伝承する意味合いもあるので」

 

僕「確かに、古楽器いいですもんね。それに活路を見出す奏者もいるかもしれないし。」

Oさん「そうなんですよ。そのピアニストの子もね、それでバッハ弾いたら面白いんじゃないかと。演奏会もね、その括り方とか色の付け方。。なんだろ例えば〝春〟とかね。」

 

僕「あ、ありますね。〝水〟とか。誰だっけな(失念)・・水って括りで武満とか、ラヴェルとか色々クラシックのレパートリーを弾きつつ、途中にアンビエントミュージックが入ってるアルバム持ってます。」

(あとで確認したら、エレーヌ・グリモー『ウォーター』(2016)でした。)

 

Oさん「え、それ誰ですか!? そういうひとつのイベントにもあるカラーがないと・・」

 

僕「よく最寄駅で、クラシックの奏者のイベントの広告見ますけど。吉松隆をバーンてフューチャーしてたりとか。色々腐心してるなって😁」

 

Oさん「そうなんですよ。演出も鍵盤とね・・証明の光をシンクロさせたりして」

僕「大昔にスクリャービンがやろうとしてたことですね!オルガンかなんかで色彩の出る装置を作ったとか・・」

 

などと、結構長いこと立ち話をしてました。

Oさんは、なんか相談したいこととかあったら、しますんでよろしくお願いしますと仰ってお帰りになりました。

 

そういうブレインがいて、実務もできるって。そのピアニストにとって心強いだろうなと思いつつ。毎回、駄話は楽しいなと🤓

 

 

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