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ギターにハマって困って学んで

思いやりその3 ー思いやりと禅定ー

思いやりは集中・観察とともに瞑想の重要な要素となっているようです。

 

慈悲がなければ、気づきを実践することはできません。気づきがなければ、慈悲を実践することはできません。慈悲と気づきはいつでも密接に関連しあうのです。—-中略—誠実に実践するなら、心に五蓋が生じる余地はないでしょう。 (110-111p)なぜ禅定に慈悲が必要なのか? 『マインドフルネスを越えて』


 他の幸福を喜び(慈)不幸を憐れみ(悲)他の有徳を欣び(喜)不徳を捨てる(捨)態度を培うことによって、心は乱れなき静澄を保つ。 「ヨーガスートラ」1.33

 

禅定とは瞑想状態(ディヤーナ)のこと、五蓋とは瞑想に関する五つの障害です。

『マインドフルネスを越えて』は上座部仏教原始仏教)のお坊さんの書いた瞑想の教本のようなもの。ヨーガスートラは瞑想の原理が書かれた古典です。原始仏教でもヨガでも、昔から修行の上で必要不可欠な要素と見なされていたみたいですね。

 

マインドフルネスを越えて

マインドフルネスを越えて