座って呼吸を観察する瞑想に挑戦してみましょう。
呼吸の瞑想
座る瞑想で最初に学ぶことは、心を静め、集中することです。気楽に、自然な感じで呼吸の出入りに注意を向け、
意図的にコントロールすることなく、呼吸が出入りするに任せることです。
鼻孔を出たり入ったりする呼吸の直接的な経験を感じ、その部分に集中するようにしてください。
そして、できる限り長く、呼吸の感覚に静かに気づくようにしてください。
座る瞑想で最初に学ぶことは、心を静め、集中することです。気楽に、自然な感じで呼吸の出入りに注意を向け、
意図的にコントロールすることなく、呼吸が出入りするに任せることです。
鼻孔を出たり入ったりする呼吸の直接的な経験を感じ、その部分に集中するようにしてください。
そして、できる限り長く、呼吸の感覚に静かに気づくようにしてください。(『手放す生き方』123頁)
呼吸に注意を向け、観察することは瞑想の初歩でありながら、上級者にも重要な訓練です。
注意が外れてしまったら、何度でもまた呼吸に注意を戻します。
しばしば私たちは力ずくで心を沈めようとしたくなりますが、
この種の努力は確実に問題を引っかき回すような結果しか生みません。
そこでこの種の無理強いをやめると、自然と集中力が生じてきます。(『同上』158頁)
忍耐強さと柔軟さが必要になってきます。個人的にも知らぬ間に力んでいたり、緊張感が生じているということはよく感じます。
苦・楽の感覚と欲
息を吸うとき吐くときには、楽の感覚をわずかに感じます。私たちは楽の感覚を望み、苦の感覚がない状態を好みます。
呼吸を止めたときに感じる苦の感覚は嫌なのです。
楽の感覚は長く続いてほしい、でも苦の感覚は少しでも早く消えてほしいと考えています。
しかし残念ながら、苦の感覚は私たちが望むほど早く消えてくれませんし、楽の感覚は私たちが望むほど長く続きません。
それでさらにイライラするのです。なぜ心が苛立つのかといいますと、
楽の感覚を味わいたい、楽の感覚はなるべく長く続いてほしい、苦の感覚はすぐに消えてほしい、
苦の感覚は二度と味わいたくない、と考えているからです。
しかしすべては無常です。無常の中で、少しでも「楽が続いてほしい」「苦が続いてほしくない」などという欲を持つと、
苦しみや不満が生じます。無常を支配している絶対的な自我というものは存在しないのですから、
欲を抱けば必ず失望が生まれるのです。(『マインドフルネス』119頁)
「欲を抱けば必ず失望が生まれる」というのは特別瞑想中でなくてもしばしば経験しますね😅
そんな感じでございまして、瞑想に興味がある方だけでなく
うつや引きこもりで苦しんでいる方も、ひまつぶしと思って気楽に実践してみてください。
新世代の認知療法として注目されているくらいなので、これからよりポピュラーになっていくと思われます。

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