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ギターにハマって困って学んで

ストレスと慈悲の瞑想

慈悲の瞑想(四無量心に関する6週間のプログラム)を行った実験では

 

 被験者は、十八歳から十九歳のエモリー大学の新入生六十一人で、六週間、この瞑想プログラムを実践した。対照群は、同じ新入生で、健康についての討論をおこなった。

 結果として、瞑想プログラムの実践によって明らかな変化が見られた。

慈悲の瞑想をおこなったグループでは、通常の状態とストレス時ーこの実験ではおおくの聴衆の前で十分間のスピーチをすることー のいずれにおいても、心拍数が有意に低くなったのである。

(『瞑想する脳科学』140頁)     

 

6週間で、呼吸の観察から、感情の観察。シャンティデーヴァの『入菩提行論』に基づいた瞑想。

 
そして慈(思いやり)・悲(憐れみ)・喜(他の幸福への共感)に関する瞑想の訓練を行ったそうです。 
 
 かなり密度が濃いですが、肉体・精神の垣根を越えて人に変化をもたらす結果となっていますね。
 
慈悲の瞑想の可能性が期待されます。
 

 

 

 

チベット仏教・菩薩行を生きる―精読・シャーンティデーヴァ『入菩薩行論』

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瞑想する脳科学 (講談社選書メチエ)

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