7/19 Billboard 東京のメイシオ・パーカーライブは、過去のブラックミュージックのヒーロー達に敬意を払ったライブでした。
なんと最初の一曲目が、ぼくが敬愛するスライストーンの In Time でした!
パーカーのMCで〝Sly & The Family Stone . In time ! 〟と言われてウワッととびっくりしました。しかし始まったら原型をあまりとどめていない(笑)
アレンジで彼らのオリジナルスタイルになっている。
常にソロを取るプレイヤーが変わり、見せ場がそれぞれに回っていくしくみを採用していました。ファンクという音楽に重要な〝ユニティ〟(結束)という考え方があるような気がしました。
ソウルミュージックのスター、Marvin Gaye の曲ではギタリストを大々的にフューチャー。
また、MCではP-funk のジョージ・クリントンの名も聞き取れました。
コーラスの女性をフューチャーした曲もものすごくパワフル・ソウルフルでした。踊りもスゴイ、身体に表れるものが、ビートの感覚そのもの。
ぼくはいままで、相当ソウル・ファンクを聴いてきたのにも関わらず、曲目があまり判別できなかったのは、やはりオリジナルのアレンジになっているためだと思います。
スライの Higher のような曲もやっていました。
ラストはJBの〝Get up〟ってフレーズが入った曲、オリジナル曲にフレーズ引用していたのかJBの曲なのか不明。というよりそんな細かいことはどうでもいい(笑)盛り上がるから!
鍵盤の人は、ファンクだけあってパラディドル奏法を多用。左手は88鍵のピアノ仕様のキーボードでエレピなどを
右手は Nord Electro を弾いていたような記憶があります。右手はオルガンでパターンが多かったように思います。オルガンはクールなサウンドで、タイム感ばっちり、このバンドでは職人的な位置でした。
Billboard お客さんは年齢層も幅広く。落ち着いた雰囲気の良さと、ノリノリの感じを両立したよいバランス。
この編成、セットリストに結構似た感じでやっていましたね。
グルーヴの中で良い時間を過ごさせてもらいました!