はい、きました!
発表会の定番曲。「黒鍵」・「別れの曲」・「革命」を含む
人気エチュード集。
僕はこれが嫌で嫌で。なぜならうまい人が発表会でみんな弾くから!
これでひねくれてバッハ・ブラームス派になったのですが、いま弾くといい曲いっぱいだな(笑)といったわけで取り上げてみました。
〈曲の作りについて〉
全体通して、練習になるのと曲として良い(キャッチー)なのとを両立させていてこりゃ人気があるのもしょうがないや。
ハーモニー的にもすごいです。コードとかヴォイシングの選び方が独特で、輝かしい音響になるので・・・だから人気あるのもしょうがないや。
弾いていると、4度重ねの和音やSus4(係留音)の多さに気づきます。
その辺が輝かしいというポイントにつながっています。
ロックでも多用される音の使い方なので、そういう意味でもキャッチーさを裏打ちするものになっているかもしれません。
わざと音を密集させてぶつける。不協和を狙う。
あるいは解離させて拡がりのある和音にする。
エチュード(練習曲)という性格上、制約のある中であるモチーフやテーマを徹底的に展開させる。
そういうことをその都度計算してやっている。その上多くの人に弾かれてポピュラーである。
その辺が、超絶技巧のピアニスト、躁鬱の激しい感傷の人というイメージに止まらないショパンの凄みです😶 ➡︎ 音響設計のできる作曲家! 恐ろしい作曲能力。
時々練習のレギュラーに入れて弾いています。