通して聴けるアルバム
飽きっぽい性格なので、アルバム通して聴けるアルバムって少ないのですが。
フジファブリックは通しで聴けるものが多くて。
これと1st 3rdの「Teenager」(2008)は繰り返し聴きました。
こんなバカみたいに覚えるほど聴いたのって、日本のバンドだとYMOと椎名林檎とフジファブリックくらいだな・・。
そして本題へ アルバム構成
全12曲。前半3曲が、失踪感あふれるロックで、カントリーみたいなおもしろソング 4「唇のソレ」が入り。往年のプログレッシブロックのような 5「地平線を越えて」が来る。
6「マリアとアマゾネス」でサイケデリックな変態性を出し、7「ベースボールは終わらない」でゆったりしたブリティッシュロック。8「雨のマーチ」からの2曲で暗く落ち込み。⤵︎
10「虹」で元気に持ち直し(OvO) 11「Birthday」でフォーキーに戻し⤵︎
12「茜色の夕日」ですごい哀愁のロックで終わるという、よく練られたストーリー。
急・緩・急・緩・ちょいあげ⤴︎ という感じでしょうか。
なんだろう一曲に例えると、サビ・Bメロ・サビ・Bメロ・大サビ のような構成。
バンドの持っている音楽のバリエーションと振り幅があってこそのこのつくりです。
歌詞
歌詞もなんか変。2009年に亡くなられたヴォーカル・作曲の志村正彦さんは変態だとよく言われていますが(笑)
言葉のチョイスが独特だし、素晴らしい志村節が聴けます。
すでに〝変なチョイス〟というところが、
オルタナティブというと聴こえはいいけど。隙間産業のようなw 発想を持っている人だと思っています。
サウンド
サウンド面も時代を30年前のスタイルを再構築してやっているような音楽ですもんね。
それをバキバキの、縦ラインのそろった演奏技術とアンサンブルで、やってのけている。
本当に大変な人たちだと思います。(この頃二十代半ばとかだもんね・・・)
どんだけ練習したんだろう。音楽に人生かけるって決意したんだろうと。
ほぼ同い年くらいなので、本当に頭が下がりますね。
まとめ
なんか今日まじめですけど、やはりフジファブリックを取り上げると、なぜかまじめになりますね・・。なんだろうな。
尊敬しているんでしょうね。志村さんが亡くなり、今の体制になってから、初めてライブも見たけど。
やっぱりイエーッとかっていう感じじゃなくて、もう刺すような視線でただただ見てました(笑)
初めてこのバンドを知ったのが2010年くらいだから。
このアルバムは後追いで聴いたのですが、もうこの6年間ずっと聴いています。
- アーティスト: フジファブリック,志村正彦
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/11/09
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 77回
- この商品を含むブログ (526件) を見る