催眠関係の本は当たり外れが大きくて、ほとんど期待せずにたまたまブックオフで立ち読みしていたら、
これは何か引っかかる部分があって買って読んでみました。
現代催眠の父、ミルトン・エリクソンの弟子筋に当たる、スティーブン・ランクトン著。
チャンキングロジック
この本のコアになっているのが、この技術。過去の記憶(特にイヤな記憶)の意味づけ・解釈を自分で変えてしまう。
そのための導入として、起こっていることをわざと大げさにプラス評価で、形容してみたりする。そういう瞑想法に近いものです。
例)「この音、なんて素晴らしいんだ!」みたいに
そういうプラス評価の習慣をわざとつけることで、過去をプラスに読み替えることもクセになってくる。
心理学などで言う〝リフレーミング〟なのですが。
その発想はなかった
ここで大事なポイントは、この技術が場当たり的なものではなくて、習慣ごと変えることを目的としているところです。
なので、まずは些細な事柄への評価のクセを変えていき、それを数こなす。
その後マイナスな体験・記憶へのアプローチも行なっていくという順序になっています。
練習を数やった上で本題に入っていくので、「なんでもプラス思考で行こうぜ!」とかいうのとは大分違います。
「お、その発想はなかった」と思った部分ですね。
NLPより大分わかりやすい
その他は感謝できる物事を記憶の中から引き出してきたり、
自己評価やセルフイメージを変更させる大きな課題にも取り組むのですが、
全体の基礎になっているのが、さっきのチャンキングロジックなので、これをつかめれば、大体OKではないでしょうか。
この本ではこれさえ押さえておけば、あとは応用という感じがします。
少なくともNLPよりは、複雑じゃなくて僕は好きです。
個人的にNLPは、テクニックが大すぎてわけわかんなくなります。
興味のある方はお試しあれ😎
- 作者: スティーブン・ランクトン,上地明彦
- 出版社/メーカー: 金剛出版
- 発売日: 2013/06/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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