フランスの二人組 ダフトパンク(Daft Punk)の2001年作品です。
なんじゃこりゃというアナログ感とローファイ感
デビューの頃はイギリスやドイツ勢と毛色の違う、ファンクとテクノの融合のようなスタイルでした。最初聴いた時には、ヒップホップが好きなイギリスの人かなとか勝手に思ってました。
それだけ当時は情報少くて入手しづらかったですね。
そう、基本的に雑誌買うしかなかったな・・。だからディスクユニオン通って本・雑誌と安い中古盤をジャケ買いするという習慣が当時はあって。
ジャズと現代音楽と向こうのアーティスト名知らないようなテクノの人のEPとか。
すごく安く買えたのでね。
それが究極の音楽情報源。そしてタワレコでバウンスっていうフリーマガジンもらって、サブカル本立ち読みして、さらにレコファンに寄ると昔の音楽雑誌古本コーナーがあって、読み漁って、時に買って帰るという。(こちらも2〜300円とか)
なぜこの情熱が冷めたのか・・インターネットの普及です!別におれが持ってなくても誰かが言及してくれてるさ・・YouTubeとかどっかにあるさっていうので急激に冷めました_:(´ཀ`」 ∠):
Twitterで高橋幸宏さんが、『ニウロマンティック』の話をツイートされている時に。当時の写真入り広告記事があったので、その時の雑誌ストックから、スマホで撮ってメンションで送ってみたら、取り上げてもらえたこともありました。
脱線した・・彼らはこのアルバムで成功を収めて。
近年はナイル・ロジャースというファンク界の伝説のプロデューサーに、実際にギターを弾いてもらったり。
それまで機械とか音ネタをチョップしてやっていたことを、人間の演奏に置き換えるという逆転した作りをやったりしています。
それも「俺たちの考えたファンク」を打ち込みで作ってたのを、実際に巨匠に弾いてもらえるまでになる。という一つの流れになっているのかもしれません。
これはタワレコで視聴した時をはっきり覚えています。なんじゃこりゃ!? いまさらYMOとかアースとかバグルズみたい。それをループさせた音楽という感じ。
それだけファンク・ディスコ隆盛期のアナログ感とデジタルのローファイ感(音をロービットに落とした質感)にこだわっているので。
当時は退行してるかのように聴こえました。レトロフューチャーというものに近いのじゃないでしょうか。
過去に描いた未来像を実際時代が変わった今見る・聴くという感覚。
なので、ちょっとSFファンタジーのサントラのようなんですよね。松本零士作のPVがそれを物語っています。
中田ヤスタカが出てくるなんて思ってなかった
今の時代は、YouTubeでもどこでも、色んな時代の質感が平行してあるので、全く違和感なくなっちゃいました。
日本でもサカナクションとか、ダフトパンクリスペクト勢もいますしね。
パリピ的なものにもつながってるね・・多分。クラブほとんど行ったことないんですよ。クラブエイジアとかも、ライブ仕様の時にしか行ったことありません。
僕も曲中にシンセを使う時に、シンセのフィルターの開き具合とか、こまっかい所で影響受けてます。
ファンキーにしたい時の共通言語のような音のこもり具合があるんですよ。
で、彼らは当時松本零士にPV作ってもらったりとか根っからのオタクなのにクラブミュージックを作って夜な夜なパーティをオーガナイズ♬ですよ。
この図式がま面白いのかもしれないですね。
リア充・非リア、ファンクネス、ここに人間の全てがありますね😇
なんか最もらしいような言い回しができたな・・。