原初のヨーガ
永沢哲訳。
ナムカイ・ノルブの著作日本語訳は、10年くらい前に多分数冊・・もしかしたら全部読んだかもしれない。でも当時はわかったようなわからないような感じでした。
この本は手放していたのを、最近再購入。
チベット仏教やそれ以前から連綿と伝わるゾクチェン(大究竟)についてノルブ氏の記した「原初のヨーガの道を進むー昼と夜のサイクルー」を根本テキストにした解説本です。
ほぼ実技本と言っていいと思います。
(対していま手に入りやすい本で、同氏『ゾクチェンのおしえ』は顕教・密教・ゾクチェンの概観を知るような本)
夢と脳のトレーニング
一番びっくりしたのは、この記述。テキスト通し番号の44 昼夜の瞑想による、トレーニングの結果のパート。
瞑想の、「練磨の程度(をしめすしるし)は、夢を夢と自覚すること」。
昔、前頭葉にある帯状回という部位が夢のストーリーをコントロールしているとネットで読んだことがありました。(←探したけど、いま見つからない^^;)
そして不安をコントロールする部位でもあるらしいこと。
あ、これって脳の訓練なんだ!しかも7〜9世紀にはすでにチベットに伝わってたようだし。それが経験的にわかってたわけか・・!
というわけで今回えらく感動しました。
瞑想を初めてちょうど10年で、色々経験を積んできてやっと腑に落ちたので、モチベーションが上がりましたわこりゃ。
わりとトレーニング内容はシンプルです。
- 作者: ナムカイノルブ,Namkhai Norbu,永沢哲
- 出版社/メーカー: 法蔵館
- 発売日: 2000/05/01
- メディア: 単行本
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