聖闘士★おじさん
バッハ嫌いだった子供の頃の自分が、興味を持つようになったキッカケは
このグレン・グールドのエキセントリックな振る舞いです。
・ピアノ用の椅子を切る(より低い演奏姿勢を保つため)
・ピアノの改造(チェンバロ的な響きを求める)
・演奏マナーが悪い(脚を組んで弾いたりとか、プロになってからも批評家に怒られたらしい😂)
・早い時期からのレコーディングへの専念(観客が本人にとってノイズになるため)
など枚挙にいとまなし。
若くして亡くなっているので、この映像は晩年に近いんじゃないでしょうか。
(演奏曲は、バッハ パルティータのNo.4の3曲目あたりからか? )
では、ちょっと演奏フォームをチェックしてみましょう。
・超低位置
・手はわりと上向きで指はそれほど曲げない
・背中が丸まっている(猿に戯画化された絵があったくらい)
フォームの利点
視点の面で、鍵盤に集中できる。
手が上向きで・・というのは、かなり上下動の自由が効く。鍵盤の奥行きと、手の角度も活かしやすい。速いパッセージの表現の幅も出る。
ピアノの蓋の開きかたを見ても、〝音の拡散〟を志向しているように思えます。
難点は姿勢が悪いから体にあまり良くなさそう。
肩・首・背筋に負担あり。
僕も必ずピアノ用の椅子だと最下段にセットして弾きます。
単純に体がデカいからで、さすがに椅子の脚は切らないけどね・・。