とっかかりを作ってくれた著者
昔、同著者による『呼吸による癒し』を読んだのは2005年あたり。
ものすごく影響受けました。呼吸法とかではなく、瞑想してみようと思うきっかけになった本。初期仏教の古典的な実技指南書『アーナパーナサティスッタ』の解説本。
ただ、頭がいい人なので。当時からまぁーよく話が脱線する人だな🙄 とは思っていたわけです。ウィットに富んだジョークが多かった気もする。
で、今回の Three Steps to Awakining: A practice for Bringing Mindfulness to Life
『〈目覚め〉への3つのステップ』ですが
間違いなくいい本ですよ。
だがしかし、この人はクリシュナムルティ(ヒッピーの三大グルのひとり いまも人気あり)からの影響が大きいらしく、なんというかね・・上の本でも感じたんだけど
翻訳の関係もあるのかもしれないけど、カッコつけるんだよなぁw
顔写真見たことあるけど、たしかウディ・アレンみたいな顔したおじさん、いや今じいさんですよたぶん。つまり面はカッコよくないと。
言葉の詩的な流暢さを武器に、ちょいカッコつけるんだよな・・。もちろん尊敬してるんですよ。
ぼくはクリシュナムルティが、そんなに得意ではないので。クリシュナムルティ路線が好きな人には確実に、おすすめです。
真面目な話
ただ、今回グッと脱線が減ってシリアスになっており、
構成・章立ても2部構成で簡潔にまとまっています。
2部は応用編なので、1部にこの人のスタンスから、実際に瞑想をしていく人への指南。コアの部分がつまっています。
個人的には、この1部に重きを置いて読むことが多いです。
1-1章で、まずボディスキャンていうのが、マインドフルネスの臨床応用されたものによく出てきますが、あれに近いことからはじめ。
1-2章で、集中対象として、またアンカーとして呼吸を使う。
1-3章で、無選択の気づき。ひとつの対象に集中していたのを範囲を一気に拡大する感覚。
読むだけだと、これらの良さの10%くらいしか享受できないので、
とにかく実践あるのみ!
それで、いまいちわかんないな?というのもよくあることで、そこからとりあえず続けてみて初めて掴めてくるものも多いと思います💡

〈目覚め〉への3つのステップ: マインドフルネスを生活に生かす実践
- 作者: ラリー・ローゼンバーグ,藤田一照
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2018/10/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る