新しいことを習うか否か 〜追想編
クラシックの作曲科の昔の(僕が高校生の頃)必修科目は、
音楽の友社 和声の1〜3巻。(他ピアノ・初見・視唱・聴音かな?)
これの3巻は分厚くて、後半対位法の習得という面に目的が移っています。
(いまは和声教科書も変わっていて、数字付き低音→ある程度コードネームに似ているものを用いた仕組みになっているそうです。
なので大学生になってから音の横のラインが書けないということも多いのだとか。)
僕は、音大の作曲科受験は早めに諦めて、ゆっくり和声をやっていました。
時々好きに曲も書かせてもらってました。(他の楽器の生徒さんがたくさんいたので頼むと弾いてもらえた🎻)
大学の2年くらいから3巻開始→しかもこれが、分厚いから飛ばし飛ばし。
先生から「やりやすいところからやっていいよ」と言われてた気がします。
なので、高一の頃のソルフェージュからはじめ
7年近く和声やってて、後半数年対位法に少し足を突っ込んでいた。
それでも、いまの仕事を紹介してもらった先生から「7年で3巻ある程度いったか・・早いね」と言われました。それだけ普通は時間かけてやるものだったのです。
だからこそ、うちのM先生(音楽高校のピアノ科にいたのを、なぜか急に作曲に鞍替え。たった2浪で東京芸大受かる)の怒涛のちょっぱやコースを尊敬してます。
新しいことを習うか否か 〜望郷編
で、M先生はピアノもバリバリに弾けるので、2年前くらいから習ってたんです。
実家近く。地元でもN先生っていう子供の頃習ってた先生の発表会に手伝いで出たのをきっかけに再度習い始めると。
で、ピアノもそこそこ要領がつかめてきたなと、久しぶりに曲でも書こうかという風に思い。
「対位法ってなんか自分の中に引っかかってる。とはいえいきなりすごい曲がかけるってわけじゃ・・いやだが・・ファミコンてなんであんな不条理なゲームが・・いや、対位法!・・昔テキ屋でアイス売ってたじいちゃんもう亡くなってるだろ・・・いや対位法!習ってみたい」とか考えてたわけですw
というわけで、
前回のレッスンでその辺を相談してみました。M先生の提案はこんな感じ
A 3巻の後半をやる フーガの感じに近いものが書けると思う→ 3巻再トライ
(早速、15年ぶりに読んだら頭痛した・・)
B 2声対位法とか単純なものから始める →しかし先生は上のルートで習ってるため
ちょっといま教えるの自信ない
(対位法の教え方はその先生によって異なる。ので音大生も各々違う習い方だったそう)
C いっそのこと、対位法専門に深めてる先生につくのもいい その場合紹介する
また、大学の単科(?)一般への開講を受けてもいい
(その場合、いま東京芸大はコンセルヴァトワールの和声=おフランスの和声、中心になっているので。他の大学を勧める)
こんな感じ。うーん😐とその場では答えが出せませんでした。
で、一応『フーガの技法』という昔の大学の資料を持ってきてくれるとのこと。
なぜひっかかるのか と シンクロニシティ
なぜ対位法がひっかかるのか、バッハが好きなのは当然。
でも影響が大きいのはスティーブ・ライヒの「エレクトリック・カウンターポイント」。心のクラシックランキング10以内に入りますわ!
特に展開後の Ⅱ部 Ⅲ部 をお聴きください↓ ぼくはⅡ部が一番好きです🌟
これ無理やり和訳すると、「電気的対位法」。 最初のレコードは、ジャズギタリストのパットメセニーが、多重録音でやっていた・・はず!🎸
これの、ズレ要素、まさにカウンターポイント要素が好きです。
そして、驚いたのが。全然違う視点で。
フジファブリックが好きで。ギター、現ギーターボーカルの山内総一郎さんの、ギターマガジンの特集本が出ていたので、なんとなくポチッとしました。
パラパラとインタビューを読んでいると、「赤黄色の金木犀」の話題が。
これは心のフジファブリックランキング第1位の曲!(いちいちうるさいわw
)
「学生の頃からスティーヴ・ライヒが好きで、ミニマルなフレーズをいつかやりたかったんですけど、うまくできたかなと思います。」p.022
本人談・・。おいおい、総君やっぱそうだったか。。おれが好きなはずだよなー!ねーっつて!シンクロニシティってやつ?これ🎉
で、何w・・・
と一通りゲンナリ落ち込んだあとに、まあでもなんらかの形で対位法やろう・・せっかくだし・・と思いましたとさ・・🤔
おしまいケル
フジファブリック 山内総一郎 (GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES)
- 作者: ギター・マガジン編集部
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