bosats 音 note

ギターにハマって困って学んで

ドビュッシー - 『前奏曲集Ⅰ』ⅲ 野を渡る風

凄いヤツがやってきた!

 

ピアノのレッスン。前奏曲集は、3曲目だったかな?

 

これは凄いです。全く調性とか、機能和声の中で考えていない。

転調平行和音の感じで考えると、わかりやすいです。

コードで書くと、C C♯ D D♯ E.......  という風に。

 

うまい人の演奏で見てみましょう⇩


Le vent dans la plaine  "Préludes 1" / Debussy, Claude Achille  野を渡る風 前奏曲集第1集(巻) ドビュッシー

 

モチーフ1 

フリギア旋法・フリジアンのモチーフをずっと反復しながら、

そこにハーモニーをつけていき、しかもメロディが左手の内声や低音部

くるんですね。

 

モチーフ2  00:17〜

そして『映像Ⅰ』のようなブロックコードのモチーフにいきなり変わって、また戻る。

今度はちょっとキーが変わっている・・という風な。

 

微妙な変化で、モードとコードの感じをうまくミックスしている。00:34あたり

 

モチーフ3  00:46〜

そしてシドシドシドっていう、練習曲かっていうような、よりミニマルな音形が出てきます。

 

モチーフ4  00:57〜

劇的なお得意のヤツ→和音平行移動がこれでもかというくらい出てくる。

 緊張感をましてしていき、

そしてモチーフ1の変奏のような形に戻ってきます。

 で、各モチーフの混合パターンね。

 

これを聴くと。ルール破りとか禁則云々っていうより

全然違うタイプの考え方をしているだけなんだなと理解しました🤔

 

それでもただ無骨にならないように、ハーモニーとか対位法の面で

うまく・・うーん、マイルドにしているのかな。

 

しかし演奏難しいですね。。ドビュッシーの中では突出して難しいわけじゃないかもしれないけど。あの速いフレーズを冷静に弾かなきゃならないでしょ💦

 

 

 

ドビュッシー:前奏曲集第1巻、喜びの島

ドビュッシー:前奏曲集第1巻、喜びの島