ホント苦しみました。指と肘の問題・メンタル・練習で他のことがどんどんできなくなって追い詰められていき、しかも練習も思うようにいかない!(ループ構造)
発表会で大失敗したことはあります。が、こんなに練習段階から苦しんだのは初めてです。
「More emotional!!」
曲はベルナルド・ベルトルッチが音楽への注文として曰く。
「More emotional!!」でお馴染みの『ザ・シェルタリング・スカイ』
この映画を当時見たという親戚の人と発表後、話したのですが。
出演者陣、劇中で大体不幸になってるんですよね。(覚えてなかった)
「なんすか、緩慢な『悪魔のいけにえ』みたいもんじゃないですか😂」と思わず口に出ました・・。
おそらくサハラ砂漠で撮影している本作。アフリカ行きの倦怠期の夫婦がメインてもう不穏でしょ。
見たのは高校生の時。深夜の映画枠を録画したんだっけな。
映像美と人間の内面と、とにかくラストの長回しでジョン・マルコヴィッチが
「ううぅ」とか呻いてるシーンをものすごくゆっくりとアップにして行ってるんですよ。
なんだこれ!?と思いました。あの変な臨場感とテンション。デカダン映画とかそういうのなのかと、正直なところよく意図が汲み取れなかったです。
でも、ラストシーンだけ強烈に印象的でした。
というわけで
それを思い出しながら、最後の三日間くらいは練習してました。
そして、出番直前。前回の教訓で舞台袖にいるのをやめました。→緊張する
体を動かすのもやめじっと目を閉じてました→ 前回、動いてたら足つった!
では動画。奏者のみマスクを外すことが許されています。
やはりありえないミスするんですよ。。その度テンポルバートでむしろゆっくりという考え方で弾いています。
それと予め構成ごとにテンポを変えていました。
激しくなる所でもやっていますが、中間部のドビュッシーっぽくボヤッとするところは
お子さんもたくさんいるので、速く弾いてます。
実際の演奏時間は6分。しかし体感時間2分! あっという間に終わった感じがしました。
ここまで短く感じたのも初めてで、ホントなんだこれっていう。