踊らせるドラマー
初めて聴いた高橋幸宏さんのソロは、たしか音楽殺人かニウロマンティックだったと想います。
その前にYMOのベスト盤から入って、最初あまりピンとこず、本当のマニアへの道を辿ったのがライブ盤を聴いてからなので・・。
ドラムが全然違う!と思ったんですね。
レコーディング盤は、ドラムは基本バラ録りで。個々の音を他のパーツとの反響なく録るどこかストイックな録り方。さすがに完全に個々っていうのは叩きにくいので、ガムテでミュートしたハイハットを叩いてた(ドラマーはここでリズムキープしている場合も多い)とか聞いたことがあるな・・。
そういうレコーディングノウハウとか知らなかった当時95年くらい、中学生の僕にもライブの躍動感がスッと入って来たんです。
相当衝撃で、理由もわからないし、なんだこの良さは?という具合。
なのでYMOにハマるきっかけを作ってくれたのは幸宏さんです。フェイカーホリックってライブアルバムを何度聴いたかわからない。
では具体的に
その後打ち込みを自分でするようになり、分かったのがスネアやハイハットの叩き分けでした。
強弱やシャッフル率・スネアならリム(スネアの端っこ)を一緒に叩くか、中心を狙うかなど
これらトータルでグルーヴを生み出すというもの。
ハイハットなら
強い叩き方・弱い叩き方をどこに持ってくるか
例えば、すごく単純なパターンだと
〝ツッ チ ツッ チ ツッ チ ツッ チ〟
という風に8分裏にアクセントがきます。これだけでもスカやディスコビートの様なノリがでます。
これに他のパーツの要素が加わるので、ものすごい数のバリエーションが出てくる。
最初に戻りまして、上の二枚は生ドラムの空気感がすごくよく分かるのでぜひ要チェックです。
とりあえず、ここまで✋