寝ちゃう
このピアノ曲集と第1巻は何と言っても、聴くと寝てたという思い出が。。
高校の頃、学校から片道1時間半の通学で疲れて帰ってきて、聞いてると確実に寝ちゃうんですよ(笑)
それだけ、ドビュッシーの中でも突出して難解でぼんやりしていると僕は思ってるんですけど。
でも、一曲一曲にドビュッシーらしさのエッセンスが散りばめられています。
それが分かるようになったのは作曲を習って譜読みが早くなった大学生とかその頃でやっとでした。
アンビエントミュージックとして
サティがアンビエントの父と呼ばれてますが、僕にとっては充分この曲集もアンビエントですよ。
昔は1・2巻通してのCDで聴いて途中で寝てたので、1巻の曲しか覚えてなかったのですが、
今は2巻が好きになりました。好みが大分変わったのもあると思います。
自然からアイデアを得た曲想と、詩的な表現がマッチしているのと。
なんつってもアンビエント性ですよ。自然のようにただそこにあるものとして音を書いていってる感じ。
風景画と抽象性の両立のような、まさに印象派の絵とか点描みたいなものですかね。ちょっと耽美的ですらありますわな。
ロマン派みたいに激情じゃないけど。引き込まれる妙な魅力がありますね。
これピアノじゃなくとも、例えばオケとか弦カルで編曲してやったとしても、しっかりとボンヤリした音楽になると思うんですよ(´∀`)
あと、腕も大したことないのに、弾く立場としては、曲が短いのが助かる(笑)これ重要!
オススメは
ドラクエ好きな人は、すぎやまこういち さんがガッシガシに影響受けてますので、要チェキです。
早坂はすごい作曲家だなとあらためて思ったので、また何かの時に取り上げたいですね。
モダンで、当時の世界の作曲家の中でもすごい力量なので、滝廉太郎とかいいから早坂を教科書で取り上げて欲しいですよ(笑)
ウェーベルンもどっかで元ネタに使われてたな・・。ダンジョンの塔のシーンだっけな。
ドビュッシーのパスピエはドラクエ1のアレフガルドを歩いている時の曲にもろなモチーフが出てきますので、聴いてみてください。
個人的オススメ曲はですね・・・ Ⅹ「カノープ」と、Ⅳ 「妖精はすてきな踊り子」ですかね。
一番二番通しで聴くと寝ちゃうので、どっちか片方だけで。
最近はこのアルバムをよく聴いてます↓
- アーティスト: ベロフ(ミシェル),ドビュッシー
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2003/03/26
- メディア: CD
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