そういや去年・・いや 一昨年!? 『ダンケルク』を観た話

なんでか、急に思い出したので。。

 

アカデミー賞8部門ノミネート・結果3部門受賞だそうですよ。(編集・録音・音響編集

見た映画館は、〝俺たちの新宿バルト9〟!

なぜか、コーラ買いにいったら、じいさんとスーツ着た会社員風の人が大声で口喧嘩。

「おれは気がみじけぇんだ!バカで悪かったな、おれはそういう人間だ!」

とじいさん。新宿来た感じはするけど途中から聴いたから全然意味わからず。

 

クリストファー・ノーラン監督と言えば、町山さん・宇多丸さんの評を聞くとわかるように。

詰めが甘くてよくわからなくなる。作品が揺れる。(映像が揺れるんじゃなくて前後関係に ん? て所があって思ってストーリーが揺れる)

 

という欠点を、乗り越えてハリウッドで撮り続けてきた男。興収もすごい。

 

でも、このダンケルクは、終始うーーん  うーーん。という感じで。

序盤のもの凄い空からの銃撃シーンとかは、単純に凄い!と思うんですよ。

でもその代償の部分、連合軍側の負傷兵が、あまり血出てなかったり、包帯まいてるだけだったりとか。普通あれなら腕が飛んだりとかさ、人の形が残らないぐらいめちゃくちゃな損害が出るはずなのに。

 

誰に配慮してるのか、子供も見られるようにとかか?

で、後半の重要な役割を担う少年は逆にあっさり死にすぎ。火曜サスペンス劇場かって。そこはドラマティックにたっぷり描く。

 

バランスが・・・おかしい。そしてまた、どう考えても

、戦場の臨場感という意味で『プライべート・ライアン』を意識している。けどあっちはこええぞ!!

スピルバーグが子供向け映画を作る反動のように、「わしの真骨頂はここじゃ!見ろこの惨劇!」とばかりにぐっちゃんぐっちゃんの地獄絵図。

しかも音楽とかで大げさに演出しない。静かな中で、ビュンとかドンとかで人が死んでいる。

 

音楽と映像のシンクロ

 

音楽とのシンクロは、見たことないと思いました。終始ミニマルミュージック。陸海空で、音像と、アレンジを変えている。潜水艦内のシーンはフィルターのかかったような音にしたり楽器編成減らしたり。

空は盛大にオケでとか、あとその緊迫感にシンクロさせる。それと、全体に飛行機のプロペラの回転数がモチーフになっているんじゃないかと思いました。

 

そう考えると、ライヒの ディファレントトレインズ の空版みたいもんか?

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でもさすがに、丸々2時間ミニマルで静かなシーンでもこっそりかかってたりすると、

あ、これ次盛大に来るなとわかってきて。疲れてくる(笑)

 

 

意図的に敵を描かない

 

あとは、敵をはっきり描かないっていうつくりは、たぶん連合国側の主観目線で見たら、そうはっきり相手は見えないだろうって新しいなと思いました。特に人間そのものは。が、どうだろ・・ゲームとかならスリリングだけど、映画だとどうなんだろうか。

 

ラスト、チャーチルの勝利宣言かなんかで溜飲下げで。そこはさすがにシンクロの積み重ねをしてきただけあっておー!っていう感動がありました。

 

で、あとで一緒に見てた人が、「あの空軍で一番活躍してる人は、マッドマックス・フューリーロードの主役でしたね。」って言ってて。気づかなかった・・。全く😎

 

あと、なぜ三部門受賞なのか分かるね!(編集・録音・音響編集

コアのストーリー映像面は取ってないってことだね😭