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ギターにハマって困って学んで

【ソウルで候】Take Me To The River (1974)に見る シンプルなビートの良さ

この曲は、色々な人たちにカバーされていて

先に、トーキングヘッズ版を聞いたような気がします。


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原曲を聴いたのは割と最近。すごいクールさに驚きました。


ドラム・ベース・オルガン・ギターに ブラス・弦

という編成の中でのアレンジやアンサンブルも素晴らしいです。


アル・グリーンは、スライと並んで、ソウル・R&Bクラシックとしても最も好みです。


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なんだこのシンプルなドラムは


スライ&ザファミリーストーンの場合は、ドラムがあの人・・・

アンディ・ニューマークだっけ(?)のせいもあって、すごく複雑なアンサンブルですが。



アル・グリーンはもうひたすらシンプルなドラムで。オカズも「ッダ・ダ・ダ」だけだったりして

そのメリハリが曲を盛り上げていますよね。

なんでこれだけなのにこんなに魅力的なのか、というのは良く考えてた時期があります。



ヒット曲、Let's Stay Togather も、そうだし・・というよりこの人の曲みんなそう(笑)

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Take Me To The River の頃はまだディスコブームの前ですが、

踊りやすいビートの反復っていう点で、地続きな流れなんでしょうね。



でも、いいんだよ


ど頭で出てくる弦のフレーズ。その後ブラスが同じフレーズを弾いていて。管・弦がリフを担っています。

これ菅弦の人退屈なやつですよね(笑)


ギターはもうリズムギターでひたすらバッキング。オルガンはコードバッキング+「ギュロロー」って賑やかし要員。

この抑制されたアンサンブルもシンプルで、弾いてると多分「ああ、もっと弾きてぇ。おら弾きてぇよ!」
ってなると思うんですけど。


でもトータルのサウンドがよければいいんすよそれは!


歌モノの宿命。歌があくまで主役。他の人は引き立て役に徹するというのがちゃんと形になっている音源です。


ポップソングのポップソングたる所以。ポップソングのポップソングによるポップソングのためのポップソング。



だから好きです。バドワイザーとか、向こうのビールみたいだよ。スッキリしてて。クドさ知らズっすよ。



Explores Your Mind (Reis)

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【作曲のエッセンス】 ドビュッシー 『前奏曲集2巻』

寝ちゃう


このピアノ曲集と第1巻は何と言っても、聴くと寝てたという思い出が。。


高校の頃、学校から片道1時間半の通学で疲れて帰ってきて、聞いてると確実に寝ちゃうんですよ(笑)


それだけ、ドビュッシーの中でも突出して難解でぼんやりしていると僕は思ってるんですけど。


でも、一曲一曲にドビュッシーらしさのエッセンスが散りばめられています。


それが分かるようになったのは作曲を習って譜読みが早くなった大学生とかその頃でやっとでした。


それまではアンビエントミュージック(環境音楽)の極端に眠くなる催眠音楽!



アンビエントミュージックとして


サティがアンビエントの父と呼ばれてますが、僕にとっては充分この曲集もアンビエントですよ。


昔は1・2巻通してのCDで聴いて途中で寝てたので、1巻の曲しか覚えてなかったのですが、


今は2巻が好きになりました。好みが大分変わったのもあると思います。



自然からアイデアを得た曲想と、詩的な表現がマッチしているのと。



なんつってもアンビエント性ですよ。自然のようにただそこにあるものとして音を書いていってる感じ。


風景画と抽象性の両立のような、まさに印象派の絵とか点描みたいなものですかね。ちょっと耽美的ですらありますわな。


ロマン派みたいに激情じゃないけど。引き込まれる妙な魅力がありますね。


これピアノじゃなくとも、例えばオケとか弦カルで編曲してやったとしても、しっかりとボンヤリした音楽になると思うんですよ(´∀`)



あと、腕も大したことないのに、弾く立場としては、曲が短いのが助かる(笑)これ重要!



オススメは


ドラクエ好きな人は、すぎやまこういち さんがガッシガシに影響受けてますので、要チェキです。


あと早坂文雄の作風がもろドラクエ3の「ジパング」に。


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早坂はすごい作曲家だなとあらためて思ったので、また何かの時に取り上げたいですね。


モダンで、当時の世界の作曲家の中でもすごい力量なので、滝廉太郎とかいいから早坂を教科書で取り上げて欲しいですよ(笑)



ウェーベルンもどっかで元ネタに使われてたな・・。ダンジョンの塔のシーンだっけな。

ドビュッシーパスピエドラクエ1のアレフガルドを歩いている時の曲にもろなモチーフが出てきますので、聴いてみてください。


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個人的オススメ曲はですね・・・ Ⅹ「カノープ」と、Ⅳ 「妖精はすてきな踊り子」ですかね。



一番二番通しで聴くと寝ちゃうので、どっちか片方だけで。


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最近はこのアルバムをよく聴いてます↓

ドビュッシー:前奏曲集第2巻

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