リハーサルちゅうものは
もう、実家のピアノ教室は、後輩ばっかなんですよね・・。
おじいちゃん先生ですね(先生ではないけども)。
で、ボロボロにミスして😂 簡単に言ってしまうとこれだけ。もう心折れるくらい。
プログラムを見ていたら、前の人がショパンの幻想即興曲・・後が、連弾でド派手にいく・・・
緊張と緩和って考えたら「俺はもうゆったりした曲で行こう」と決意が固まり。
坂本龍一 - The Sheltering Sky に決めました。
ちょい分析
良くできていて、ハリウッド映画のエンディングみたいに、あらゆる場面ごとのモチーフを振り返りつつ、曲としても起伏とまとまりがあるっていう。
ベルナルド・ベルトルッチ監督の意向もあって、エモーショナルな曲に仕上がってます。
・最初はクリシェってベースが階段みたいに下がるパターン。これがテーマです(Gminor)ブラームスのワルツや、チャイコフスキーのtriste的進行感とボイシング
・不穏で動きを伴う展開、コードはなだらかでメロディアスにならないように作ってある.Gのペダルでベースをキープ 動画の01:26〜
・高低を広く使うモチーフで、コード感をぼかす(Cminor)01:52〜
・ドビュッシーとラヴェルを合わせたようなアンニュイな中間部(Fminor→ Cminor)02:17〜。
(付加六の連続はドビュッシーがよく用いて、ベース音をキープする手法はラヴェルが)
・急激に調性を取り戻して⇦フランス映画っぽい!(G#minor)03:06〜
対位法的に落ちつく(〜Fminor)03:28〜
・間奏を挟み、テーマを取り戻し(Gminor)04:06〜、劇的なピークがくるCoda 04:26〜
そして消えるようなラスト。
ご本人も思い入れがあるのか、普通オーケストラと演奏する時。
指揮は他の人に頼んでいるんですが。この曲はよく本人が振りますね🎼
キーの流れ、転調も自然で綺麗です。