弱小校ならではの
柔道をやっていた頃、こないだの東京オリンピックのようにタックル禁止とかも
なかったし軽量級の人たちはみんな諸手刈り(両脚タックル)をよく使ってきたし、朽木倒し(片足タックル)もありだった。うちの部長は小内刈りから巻き込みも使ってた。(跳ね上げた相手の脚をそのまま取っちゃう)
なので、ダーティな柔道が懐かしい。その方が実戦的だと思うし。(サンボ・柔術・レスリングなどの人とやった時も驚かない)
綺麗な柔道こそが正しいってなっちゃうと。
独立愚連隊的なうちみたいな変な学校が勝てないだろうなと思う。
敵チームの監督がその協会で偉くて、「果敢に攻めることこそー!・・云々」
みたいなお説教を大会の終わりとか総評でいうたび「うっせーバカ!寝言は寝て言え」って心の中で、
また時にはうっかり口に出してたかも。
果敢に攻めなくても反則もらうまでは、勝てる可能性がある
そして積極性だけが良いのなら、返し技の意味がない。
陰陽虚実の要素があるのが当たり前。虚をつくのも戦い方だから。
多分弱い学校だったからこそこういうマインドが育ったんだろうな。
顧問の先生(技とか礼法とかを教えてくれる)も優しい人で生徒のやろうとしている事を止める人ではなかった。
だので、僕もチョークスリーパーや右組手でも左組手にスイッチするような技を使ってた。
もう1人の二段か三段持ってる先生は僕らの国語の先生。
実技担当で、ボコボコにやられた・・。国語では影でコソッと褒めてくれる人だった
「お前、今日の朗読良かったぞ!」みたいに。
不思議なことに、音楽やってる時もこの自然と身についた愚連隊のマインドは変わらない。