読んで分からなかったことが後に解けることもある
教授の本 - 時には違法ってたぶん・・高校・・の頃に二束三文でBook offとかで買ったんじゃないかな?(自分が手にしたのは、ハードカバーだった気がします)
実際の本の出版年は、映画ラスト・エンペラーの頃なので、1987〜88年あたりかな。
一番印象深かったのが、喪の仕事って話で。当時長年仕事をしてきたご本人のマネージャーが亡くなったのではなかったか?
そこで、精神分析ができる精神科医の人との対談が出てくるんですよ。(本が作られた当時は脳科学が発達していなかったため、フロイト派がまだ力を持っていた)
記憶だけで書いてますが。この先生が音楽好きな人で
チャーリー・パーカーとドビュッシーの精神分析が出てくるんですよ。
また、これも今は使わないクレッチマーの三類系が出てきたりとか。古臭いぞ😂
ドビュッシーは〝分裂気質“って話とか・・まあ、「でしょうね。」って話が出てきます。逸脱する天才ですからね。
チャーリー・パーカーが何気質だったかは覚えていないけど、〝てんかん気質“かな?〝循環気質“だったかな・・三つしかないからね。
借用和音(代理コード)がガンガン入ってくる Ⅱ Ⅴ Ⅰ の型の話なども出てきて、その辺と気質・性格の関連性ですね。
当時は理論に明るくなかったのもあり、ボンヤリ読んでました。
それから10年以上経って、ある程度は理解が固まってから、パーカーの自伝的映画を見たり、曲のリードシートに触れる機会がありまして。
なんじゃこりゃ!?って驚きがありました。演奏技術があるから、気づかなかったけど
この人の曲は、大まかに見ると教科書の例題みたいにベタなパターンじゃないかと。
本人の演奏より先にジャコ・パストリアスのベースソロを聴いてたのも一因です。
これはコード楽器が出てこないからね ジャコ版↓
リードシートを読むとよくわかるのは、典型をやってるなと・・すごく真面目な人だったって言うのが伺えます。ブルースの枠組みから外れていく過程ですしね。
一応参考程度に、wikiね チャーリー・パーカー - Wikipedia
この活動歴を文字通りとると、ホントにビバップの教科書的な人物であったので。
典型的なあまりに典型的なというのも仕方ないのかなと思えてきますね。
本人の演奏を聴いてみましょう
テーマ部・マイルス・デイヴィスと微妙にタイミングがズレているので、オクターヴユニゾンがうねるような効果を出していますね🎷🎺 マイルスが若くて無骨!😃
期せずしてヒップな演奏になってる感じで。