「うわ、古〜い(当時っぽーい)」00年代前半
こないだチャーリーズ・エンジェルフルスロットル(2003)を見て。
Destiny's Child をもの凄く久しぶりに聴いたからなんですが。
CGを使い、スローモーション多用する。アクション部分は今見ると流石に辛くて、CGくささがすぐバレちゃう。
期待せず流して見てたんですけど、アレ?なんか聴いたことある曲?思ったら。Chemical brothers や Prodigyがかかっていました(たぶん)。
テクノというより、デジロックがかかってアクションするって当時っぽく
「うわ、古〜い(当時っぽーい)」と思いました。
サンプリング多用の多重構造ロック・・のようなテクノのような・・はたまたドラムンベースかというやつですね。
いま見ると、始まりのアゲ感というか、なんかマズいこと起こりそう感がすごいですね!
こういう映像の『ファイトクラブ』と『トレインスポッティング』を足して二で割ったような表現(雑なたとえ方w)て当時はかなりあって、新しいパンクのイメージも提示してます。血管切れ系の。
途中の「ヘイ・ヘイ・ヘイ!」っていう声は80年代のアートオブノイズからのサンプリングだと思います。元がサンプリングの音楽だから、サンプリングのサンプリング。
これの 00:20 あたりですね、女の子のフリ付きで↓
いや・・ここから直にサンプリングするのは難しい(他の音とかぶっている)から、
これのさらに元ネタとかサンプルライブラリがあるのかな。
ま、いいや人に歴史ありということで!?
ここまでは前置きで本題!
比較的クール
今回取り上げるデジタリズムも似たようにロックとテクノの融合という面があるけれど、その混ぜ方やニュアンスが変わっている。
こちらは実際叩いたドラムを編集して使ってるとおそらく・・思います。
ギターは生音ですね。
血圧の高さが和らいでますね!降圧剤飲んだのかな!
比較的クールになっている。生音を活かすやり方にもその一旦を垣間見ることができます。
で、00年代後半はこういうバンドの音と打ち込みが同居している音楽がたくさん出てきました。
必ずしもサンプリングと打ち込みではなく、融合させるのでなく同居のような形でミックスしています。
だからちょっと70後半〜80年代的なサウンドにも近いものになる。なぜか00年代後半は80年代リバイバルですからね。
僕はよく友達に昔のテクノを勧めてましたが
まさか、perfumeなどが出てきて、メインストリームの音楽になると思っていませんでした。
さて、このデジタリズムという二人組のアルバム。
80年代リバイバルの面と、この時代特有の耳に痛いほどの歪みをやっていますね。
最初はダフトパンクの二番煎じかと思ったけど(曲のタイトルの宇宙感とサウンド、そして二人組!)
さっきの Pogo などは新しいなと思って聴いてました。00年代前半とは違うあり方を提示できているからです。Pogo のPVのコマ取りアニメのような編集のしかたも、彼らの音楽観を体現してるかのようです。
素材は生身の人間。でも細かく編集を重ねて構築している・・といったところで。
しかしこれだけでも、時代の移り変わりが見えますね〜。。
Idealistic のPVもいいですね、どんでん返し展開!(⇦これだけでネタバレになってしまう)