Ⅲ 雪は踊っている
たぶんこの曲、クラシックで初めて好きになった曲じゃないかなと思います。
中三くらいかな・・?
その前に好きだったのはサティ。小四だったのを覚えてます。なので入り口からして近代、印象派なんですね。でもクラシックとか自覚せずに聴いていました。
こちらは、母親が持っていたクラシックピアノベスト集・・のようなCDを借りて聴いていて好きで聴いたのは、近代ものばかり。特に印象に残ったのがこれと
ミニマルな表現で複雑さを生む
「ミファソラ」っていうフレーズを繰り返しながら、それのバリエーションをモチーフとして、コードを変えたり、キーを変えたりしてできている曲。
無窮動的な感じがしますが、根っこにあるモチーフとか考え方はミニマルなものです。
まずどこからがメロディでコードでベースでっていうのが、一体になっているのが不思議でした。今見ても面白い。
この線的な流れで、音響的にはとても複雑に聴こえるのがドビュッシーのすごいところだなと思います。
これラヴェルだったらもっと難しく、弾きづらい曲に書くと思うんですよ(笑)
最初の30秒くらいだけ見ても。
モード的なフレーズを繰り返している中に、1音ポーンと置くだけで、全体のコードの意味合いが変わるっていう、ニクい演出ですよ全く!