毎年ライブを見に行っている。
XTCはせっかくあんなにいい曲書くのにポップを二重三重にひねくれさせちゃって、ヘンな人だなぁと思ってたしね。
そのひねくれがいい、という人の方が多いのに、僕はメロディ主義だから、もったいないと思っていた派。
コリン・モールディングは素直にいい曲を書いているけど、アンディ・パートリッジはどうして屈折しちゃうのかなと。
とはいえ、その中からも彼の音楽に対する考え方やエッセンスは伝わってきたし、好きだったけどね。 『ポップスの作り方』P.42
アンディ・パートリッジが作る曲はコードの複雑さもあるけれど
それ以上に横方向のコード進行が先読みできない。
全音・半音の平行移動がやたら多くて・・。
だから奇しくもドビュッシーのオリジナリティが開花したときのような。「前奏曲集1」も難解だ。
耳コピでも、This is Pop? の最初のイントロの四つのコードがなかなか取れなかったが、最近やっとわかった。
僕も「ひねくれがいい」アンディ派だったのですが、耳コピの苦労とか歌いやすさとか〝体感〟していくと、コリン・モールディングの素直さが輝きを帯びてくる😂
もの凄くシンプルなコードで、印象的かつロックのよさを表現できるんだよなぁ。
「ロックのよさ」っていうのは、また・・カレーの旨さを口で表現しても
結局食べてみないとわからないのと一緒で、言葉にするのが難しい。
ただ、ライブやアルバムを通しで聴くとき、アンディの気難しさと、コリンの素直さがこう、緩急のようにいいバランスなのかなと思ってます。
スティーリー・ダンとXTCがやたら玄人ウケして、それほど一般ウケしてないっていうのは、上の田島説がかなり有力かな。
ぼくは、XTCファンの知り合いはいないんですけど、スティーリー・ダン好きは多い。音楽やってる人ばっかり(笑)!
コリンボーカル曲、をふたつ続けてる動画がありました📺↓
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