bosats 音 note

ギターにハマって困って学んで

ドラマの構造と音楽

スーパースター

 

YouTube坂本龍一の曲をやたら多い割合で弾く理由は

ひとつは弾きやすいからで、ふたつめは、やっぱ中1からスター・カリスマになっちゃったから😇

 

ギター少年が好きなギタリストのモデルのギター買ったりするのと同じ感覚です。

 

今回は映像と音楽についての発言をテーマに

DVDの、Tokyo Melody から『戦場のメリークリスマス』(1983)のサントラ制作について

 

サントラを作るときに、そのドラマの構造に従って
音楽をね、配置していこうと。

 

そのときにある登場人物の関係と
メロディってものを関係付けて、ライトモティーフにして
オーケストレーションを変えて。

その状況に合わせて、うーん・・アレンジしていくって
ことをやっています。


だから、具体的にいうとセリアズとヨノイ。
それから、ハラとローレンス。
というふたつの大きな関係が、あのドラマを作ってるんで。
その2つのテーマが建物のね。えー、骨組みになっていて

 

でそこに実際あのフィルムの映像的な力の配分ていうのかな
それを補強したり、補完するために骨組みに違う曲が間に
入ってるっていうかな。

だから、2つのなんていうか、ドラマのストーリーを表すためにある音楽と
映像の要素をバックアップするための音楽と2つの種類の音楽で
成り立っています。

 

 

僕が契約してやっていた仕事は、ほとんどこの後者でした。「映像の要素をバックアップする」。(これ〝要素〟か〝弱さ〟か聞き取りづらく、どちらでも意味が通じてしまう)

 

音効さんの小話

 

選曲家で、音効担当の人が酒の席で聞かせてくれた話。

映像担当の人が、「(映像として弱いので)これに音ちょうだい!」と言ってくるので

「映像だけで成り立つもの作れよ!と思いつつもつけます(笑)」

 

これ、音楽制作側としては嬉しいですけどねw

ありものの映画のサウンドトラックなどだと、どうしても劇的で使いづらい部分も多いようです。

 

この引用した発言。念頭において仕事をしてました。

 

お手本的映画

 

サントラで研究したのって、戦メリと『ソーシャルネットワーク』(2011)くらい。

あのソーシャル〜は現代版『市民ケーン』だそうです。(評論家の町山さん談)だから終わりと始まりがつながるような、時系列になっている。

 

戦メリの場合は、ハラとローレンス(ビートたけしサイド)のテーマが有名な「MerryChristmas Mr.Lawrence」とすると、セリアズとヨノイ(坂本サイド)は

「ラシー ミファ♯ー ラシー」っていう〝種と発芽〟のモチーフっていうのが出てきます。

参照⇩

www.youtube.com

 

なので、モチーフとしては短いフレーズでも、それにバリエーションをつけていくと

それで、持っちゃうし、その方が印象的です。

古典的な方法でもあるし、ミニマルミュージックの有効な方法でもありますね。

 

 

このブルーレイはジャケがかっこいいですね。⇩まさにこのシーンのテーマなんだけどもw