ついにラスト
ドビュッシー 『ベルガマスク組曲』のメヌエットを弾いています。
ベルガマスクは全4曲なので、ラストです。
実家近くのN先生からはわりと早くOKが出してもらえる。(町のピアノの先生で経営者という側面もあり。生徒を巧くのせなくちゃならないという側面もあると思う)
ただし、もうひとりのM先生は、もうフレーズの処理とか表現を徹底的にやるので
まだ月の光を繰り返しやっています。全然怒ったりせず厳しい印象を受けない先生ですが、掘り下げ方がものすごいので、(え?そこついてくる。そこやる!?という事多し)
いつも帰ったあとグッタリしているわけです_:(´ཀ`」 ∠):_
モードとコードの共同作業
この曲を最後に回したのは、正直なところ「飛ばして他の曲やろうか」と思っていたからで。だって代表曲 月の光 が入ってるし、パスピエもあるし。ちょい地味な印象なんですよね。。でも、まあせっかくだからということで、トライ。
したら、すごいいい曲だった!
メヌエットという古式のスタイルに乗っかってはいるけど
モード(旋法的)とコード(調整的)のミックス度合いが絶妙。
安川版・演奏解説に「弦の四重奏が弾くように」(32頁)と書いてあるけど
本当に、そんな感じで弦カルに合いそうな曲です。ベルガマスク組曲は1890年作。
おいおいもうこの時点で、これだけ独自色出してるのかよ・・天才だな!
実際、この三年後に作られたドビュッシーの弦カルはクラシックでトップクラスに好きです。
わざと4度や5度を多用するモチーフも出てきます。
ジャズとかポップスで言う分数コードもしれっと出てくるし。(C△7/D = D13th)
動画だと01:38あたり、というかあまりにあっさりなので、譜面みないと気づかない😅
この演奏はだいぶカッチリ弾いているように聴こえます。
流れるような演奏の要所要所に面白みがあります。
いい曲、見逃してたわ・・という感じで。。練習しますわ🖐🎹
奇しくも、エレキギターの教本て普通にモードが出てくるので。
その辺は、いい影響が出そう。(クラシックではまずモードの練習はしない。特にピアノでは)