セッションに通ってた頃。
スタンダード曲で、枯葉🍂ってよくやるのですが。
エヴァンスから覚えた手癖
昔、Portrait in Jazzをよく聴いていたので
ビル・エヴァンスバージョンが勝手に浮かんじゃうんですよ。
「ど頭ピアノから入って」と言われることが多く、するともう
「タッタタララ タッタタララ タッタタラララ🎶」っていう独特の入り方を
したくなる。でもさすがにマズいので。
もっと分かりやすいラスト8小節だったかな(?)のメロディとコードを使って入ると。
ソロで順番が回ってきてもやはり、耳で聴いた感じが残ってるので
和音の平行移動とかが反射的に出る。
で、当時その事を話したら、ドラマーのFさんだったか・ギタリストのAさんだったか・・
「おれもそうだよ、枯葉というとあのバージョンが浮かんじゃう」と言ってた人がいてホッとしましたけど。
お二人とも、フォローしてくれるタイプの奏者で。すごく助かりました。
Fさんは「風のようなドラマー」と僕は呼んでいて、良く言う〝巧いドラマーとやるとこっちも成長する〟という言葉を体感させてくれました。
それまで音楽雑誌(ベースマガジンなど)にそういうことが書いてあっても、よくわからなかったけども・・。
あまりアイコンタクトとかも、強くしてこない。見てないのに包容力のある演奏なので、うまく引き立ててくれると。そうするとソロを弾く時、気持ちよくのれるというわけです🎹✨
採譜したものを見てみると・・
閑話休題・・
ビル・エヴァンスのプレイを採譜した楽譜があり。何かの参考になるかと思って買っておいたんですよ。(もういつ入手したかも覚えてない)
感想は「なんだこれ、ドビュッシーみたい!」でした。印象主義的とか評されてたけど、こんなに譜面のツラ構えみたいものが似てるとは。
左手はさすがに、編成によってはベースもいるし、バッキングをしなきゃならないので音域などの制約がでますが。
アウトラインは考えておくだろうけど、即興だろ・・こんなにキッチリ〝書かれた音楽〟のようになっているとは。。ちゃんと内声を動かしたりとか。
テンポが速いから、ちゃんと聴けていなかったけど。こんな丁寧な作業をしてたとは・・🤔
リアル・アコースティック・ピアノ ビル・エヴァンス・ジャズ・ピアノ奏法
- 作者: 林知行
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
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