はい。1stパート は吉川 まるみちさんです。
ダイナミクスと緩急が激しくて、見た目のかわいらしい感じよりも難しい曲でした^^;
ドビュッシー初期にして
小組曲は僕、オーケストラ先の曲だと思ってたのですが、ピアノで先に作られたようですね。しかも1889年初演。
かなりドビュッシー(1862 - 1918)初期〜中期の方の作品だと思うんですが、もうその後のスタイルの萌芽があります。
これと似た曲に同じダンスミュージックの ダンス(1903)ってありますね。もうほとんどスカみたいな裏打ちばっかりの曲。
一気に安川和寿子版 のピアノ曲集を買って弾いてるんですが、思った以上に初期から一貫したスタイルを持ってたんだなと思います。
ブルースっぽいような半音階の動きとか、ハーモニーのぼかし方。浮遊のさせ方がもう出てくるんですよね。
ちょっとコミカルな感じも、そう言う旋法の使い方とか、選び方で、トータルの響きにそう言うニュアンスが出ます。
ラヴェルほどシリアスに聴こえないのもそう言うこの人独特の好みとか選び方によるところが大きいですよね。
後期の『前奏曲集2巻』でも、その〝らしさ〟が散見しているので、かなり時間の流れがつながったなーとか思いつつも、
まあ綺麗に弾くのは難しいですね!指のテクニカルな部分もそうだけど、細かいペダルね・・。
オケ版が好きなので、こっちを貼る⇩
- アーティスト: ドビュッシー,準・メルクル,フランス国立リヨン管弦楽団
- 出版社/メーカー: naxos
- 発売日: 2011/07/13
- メディア: CD
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