久々にアップライトピアノで録ってみましたが、
iPhone での撮影はいまだに慣れず
結構近めで録っているんですが、アコースティックな楽器だとダイナミクスの
振り幅が大きくすぐ音が割れちゃう。
仕事を始めた当時からライン録音ばっかりなので、マイク録りは未だに手探りです。
『子供のために』
バルトーク作曲の『子供のために』の7番、Sorrow (悲しみ)です。
シンプルなメロディに複雑に響くハーモニーをつけるバルトークの真骨頂。
天才なので、いくらでも大編成や複雑な楽曲を作ることができ、数学的な発想で作ってみたりなど実験的な試みもしていた人です。
教育目的で作ってる曲も多数あり、『ミクロコスモス』と『子供のため』にです。
ちゃんと初心者のためにも作っていて、その点でバッハにも近い。
エクササイズ本のような、後進のことを考えているスタンス。
この曲集はスロヴァキアがメインのフィールドワークで採集したメロディを
もとに作られているそうで、曲ごとに詩(歌詞)がついており
曲集自体が物語になっています。
正直、「このくらいシンプルに書いてもらえるのがちょうどいいや!」
ってとこもありますw
ど頭から、コードが・・。マイナーとメジャーを交替するっていう。
泣き笑いのようなはじまりですね。悲しみとタイトルをつけつつも、
激情型じゃない、なんともいえないわびしいような印象を受ける曲。
曲集全体がいいです。リズムも特殊だし、左手も動くし
で結構いい練習になりますし、曲もいい。
譜面は音友、パップ晶子編集版を使っています。