エッセンスと言われても
N先生のレッスンで、ドビュッシー集一巻が全曲終わったので、
次に『前奏曲集Ⅰ』にトライしたくて持って行ってみました。
この曲集とこれの2巻には因縁があって。高校のとき、坂本教授が「この曲集がドビュッシーらしさのエッセンス」と大体そんな内容のことを言っていたのを読んで。
よし、じゃあ聴いてみようとCDで聴いてはみたが、全く理解できない。
そして学校から帰ってきて疲れてるから、寝てしまう😪最後まで聞けたかどうかもあやしかったという。
それから何年も経って、次第に理解できてきました。今はその言わんとすることがわかります。
その話を先生にしてみたら、「でも寝るってα波出てるとかそういうことだから、いいんじゃないのかな?」とのこと。
まずは上の第1曲 〝デルフィの舞姫たち〟 さっそくこの人の調性的じゃないコードのつながりがバシバシ出てきて。
しかも対位法的に見えます。ベース コード メロディ の三つを並行して弾き分ける感じ。
しかもメロディが絶対的な主役じゃない。全体の雰囲気が音楽だっていう・・。
だからやっぱり、アンビエントミュージック🌲みたいでもあるんですよ。
前奏曲集Ⅱで、やたら三段譜(普通ピアノは二段の譜面を読む)が出てくるのも、
上の三つのパート並行をよりはっきり書いたと推測します。
原点のこの曲に重なる
でこの弾き分け。
これの凄さが、中学でダレていたピアノをやろうという動機になったので。
この番組を見ていなかったら音楽を仕事にしようなんてことも考えなかっただろうなー🤔
では早速↓ これは今見てもハーッと感心して見てしまいます。
これの教授の伴奏の凄みは、コードとベースに加えてストリングスが担当しそうなフレーズでちょっかいを出して。高野寛さんの歌を装飾しているところ🎻
そんな感じで、ちょうどこの二つの曲が自分の中では重なったので、原点回帰でいってみようと思います🤘