あれ?
ここのところ、時々XTCをギターふたつでカバーして YouTube にあげています。
譜面が出ていないので耳コピです。
10年ちょっと前、はじめてXTCにハマってよく聞いていた頃、主にアルバム Drums & wires と Black sea が好きで。
その頃はまだギターが弾けなかったので、ベースとピアノを使って、大まかに耳コピをしてみると、
「あれ、そんなに難しいコード使ってないのになんで難しく聴こえるんだ?」
と疑問でした。普通に3和音を基本に作られてるし(GとかCmとか)。
もちろん、急な転調とか和音の平行移動とかはあって、メロディはそうすると当然いわゆる〝アウトする〟ものが多くなるけど、それは他のロックでもやってることだし。
同世代の The Police は明らかにあギターの人・・アンディ・サマーズが、9thとか11thとか難しいのをチャリーン🎶とか入れてくるので分かりやすく。
あー渋いとか、ジャジーだとか思うんですけども🍹
チャリーン・チャラーン🎶の好例↓
秘密は役割分担にあり
今、ギターが弾けるようになってきて、細かくポジションとかをコピってみると。
XTCの場合、アンディ・パートリッジがよく高音でカッティングをしていることが多いんですが、そこで一工夫してるのが、響きを複雑にしてる要因だなとわかりました。
よく出てくるのが、コードが G の場合、普通 構成音は ソ・シ・レ
でも、パートリッジは高音で(3・2・1弦)ソ・シ・ミ で弾いてたりします。
そうすると ミ はこのコードの6th もしくは高音の場合、13thでかなり響きが変わります。
こういう風にサラッと素直な響きから外れた音を入れています。
役割分担は
デイヴ・グレゴリー(低音の定番コード・リードギター)
アンディ・パートリッジ(高音でトリッキーなコード・リズムギター・時にリード)
が多いので、だからアンサンブルでこそ活きてくるバンドです🥁
ボーカル兼ギターとしては、珍しいですよね。普通に素直なコードを弾いてるより、歌いづらいし😂 リズムも細かいのがこの人の特徴ですし。
〝高音でトリッキー〟の好例↓。 この曲の場合、Bメロのキーが C なので重要な役割(ドミナント)の G のところで例のやつをやってます。↓