基礎と応用
リズムギターとリードギターのコンビネーションという基本を教えてくれたという点でベンチャーズ は偉大だと は鮎川さん本の見解。むしろThe Who とかに驚いたらしいです。「ギター1人の編成でロックができるのか」って。
ギター×2 ベース ドラム という編成は、なんとなく弦楽四重奏に似てます。
ギターは扱える音域が広くコード楽器でもあるため→バイオリン×2 ヴィオラと多分チェロの高〜中音域もいけるはず。
ベース音はチェロが担当している事が多いと考えると。。(コントラバスやエレキベースはチェロのオクターブ下の音が出せます。)
ギターとベースでカバーできる音域がとても広いので、リズムに特化したドラムスがある。
また、教授が 1996 でピアノトリオをやった時(ピアノトリオはクラシックではピアノ・バイオリン・チェロ。ジャズだとピアノ・ウッドベース・ドラムス)
言っていたのは「即興でJBのようなファンクのパターンをやったりする」と。それだけタイム感がしっかりしていてこれはバンド的だなーと当時思ったものです。
1996以降のトリオはミニマルが基調になっていたので、ポリリズムもあるし。バンドのようにドラマーがクリック聴いてるって事もないしね。
モーレンパウムさんは、アントニオ・カルロス・ジョビンのグループのチェリストだった人で弦アレンジも4heroなどに提供してましたっけ。
で、話は戻って。ロックに詳しくはないので、しょっちゅうXTCを例に出すんですが。
ここもアンサンブルの良いバンドなので。棲み分けがなされている。
アンディとグレゴリー両者ソロが取れるので、曲によってギターソロを弾く人が変わります(それほどソロ重視のバンドじゃないから8〜16小節とかね)。
コードのボイシングについては、グレゴリーが低音弦にルートが来る押さえ方が多く
アンディは高音、リズム・リードの関係はこれまた曲中でも切り替わります。
なので、必ずしもこっちの人がリードギターと決められない。アレンジも含めて打ち合わせはしてるだろうけど、
あえて言うとアンディがリベロみたいな立ち位置、コードを難しくする役😂
特徴的なのがGのコードの時に高音弦のミの音をよく使うんですよ、そうするとG6
ひっくり返せば13th(高音で出すので、こっちの印象に近いかも)
僕はギターについてあまり知らなかった頃、一個単位のコードは単純なのに複雑に聴こえるのはなぜだ?とよく思っていました。
こういう感じが、新鮮だったんじゃないでしょうか。日本のバンドブーム以降から〜僕より少し若いくらい世代で、音楽をやっている人にファンが多いのもそういう面が大きいかなと。
僕もアンディから面白い押さえ方を学んでます🎸
元々イラストレーターなんですよね。
それが影響してるのかわからないけど、ロジカルじゃない面に面白さがある人だと思っています。