温故知新
色々名盤を聴きなおしてるんですが。
ポール・マッカートニーって凄いんだなと改めて実感しました。
ロックンロールからロックへの端境期に活動していたビートルズ。
その後レッドツェッペリンあたりからロックになるという理解でいます。
ビートルズは、もの凄くブルースからの影響が強いんだということ
ブルース進行やそれに近い進行の曲がかなりあります。
鮎川誠さんの著書に、サイケデリックロックのジェファーソン・エアプレインを聴いた時に〝ギューんていうブルースのチョーキングが大事なんや〟と思ったっていうのも納得。
ただ、ブルースでもひと工夫で変わるっていう事を分かってたように思います。
そこはベーシストのポール、凄く考えてラインを作ってる。
ベースの役割、ちょっと音を変えれば全体のコードが変わるという美味しさ
をうまく使ってます。モータウンも誰が弾いてるかわからないけど聴いてたそうで
(ピーター・バラカンさん談↓)
どういうラインを取ると、曲が新鮮な響きになるかという勘が鋭い。
そのため曲を引っ張るベース。
すごくいい位置取り、あーこう来るかって思う凄みがありますね。
代表曲の一つですね Drive my car
これはもう既にモータウンぽいしね。コーラスワークも含めなんともいえない有機的なよさがあります。