1996は忘れられない年
坂本龍一 - 1996が出てすぐ買って、その月のサンレコも買って教授のインタビューを熟読すると
「(色々な曲をミニマルにアレンジしたくらい)ミニマル・ミュージックが好きなんです」っていう記述があって。
ミニマルテクノは当時かろうじて分かっていたので、ああいう反復するサムシングだろうな・・くらいには思っていました。
そのアプローチがもろに出ているのが 1919
ストラヴィンスキー的 音が当たるか当たらないか、ギリギリのコードを用いつつ
要所要所にポリリズム(ピアノのドミソシラソシラという反復フレーズが一小節ごとに一音ずつ減っていくためリズムがヴァイオリン・ヴィオラとずれていく)が出てくる。
そして中間部のチェロは即興だそうです。
当時はこういうことをクラシックの編成でできるんだ!と思って偉く感動しました。
テクノみたいな考え方を応用できるんだと思ったんです(実際の歴史的には逆)
今聴いてもいい録音・カッコイイ曲ですね。
このアルバムは最初譜面出てなかったので、耳コピしたり色々苦労しましたよ。
後にビデオのおまけで楽譜がついてきました。
このアルバムを聴いていなかったら、クラシックの作曲法を学んでやろうなんていう無謀なことはしていなかったと思います。。😅