トータルコンプの効果
マスタリングという最終調整作業があります。
ミックスが終了した音源(トラック)発表用に、特にアルバムなどまとまった形にする時、アルバムを通した音量に極端なバラツキがないように。後は曲間をどの程度の長さにするなど・・色々の細かい作業です。
また、一曲のミックスを完成させる際にもトータルにコンプレッサー・EQなどをかけて統一感や音圧・質感を出します。
大きくふたつの役割
で、論点をコンプに絞ると。積極的な使い方と消極的(保険的)な使い方があります。
これは個々の楽器に用いる時も同じ。
積極的な使い方をした最初の例は1960年代。ビートルズをはじめとしたアメリカにとってのブリティッシュインベージョン勢。
音の迫力を出すために特にドラムかな・・コンプレッサーに突っ込んで「ドガドガドガドガ」とかパワフルな音にしてます。
例えば・・
保険的な使い方、わかりやすいのは放送局で音が歪んだりを防止するため。
放送事故対策ですね。
音圧問題は、長い事良し悪しが議論されてて面倒くさいのでパスね😂
個人的事情
Universal Audio の Apollo twinが先日壊れちゃいまして、でも実質Logicのプラグインの音が好きでそっちを多用してたのでApolloはやめちゃいました(高いし!)
僕は質感を変えるためによく使います。LA-2A(オプトコンプ)とかを模したプラグインが多いかな。
全てのレシオ・スレッショルドなどコンプレッションの数値を限りなく低く設定してほとんど通しているだけ
ゲインはせいぜい0.5db 稼ぐのみ。
それでもかなり風合い・質感が変わります。それだけトータルにかけるエフェクトは影響大です。
壊れた後、今はVolt 276 をオーディオI/O として使ってます。