今月は奇しくもスライ月間です
まさに嫌でもグルーヴについて考えさせられる昨今。
元々ジャズ用語だったのかな?グルーヴィって褒め言葉ですけど
しかし、日本語に一発では訳せないですよね・・。ノリがいいとかとも違うんだよな、一要素ではあるけど。
スタジオミュージシャン今昔物語みたいに、教授と幸宏さんが語ってるラジオがあって。『サラヴァ』(1978)のレコーディングに関連して。
「今の若い子は、すみません!今のテイク間違えましたって申告して真面目だ」と、
昔は(70年代と思われる)難しい譜面を書くと、管・弦の人は落ちても(ミスって空白を作っても)間違えたとか言わなかった。
それと幸宏さんが言うには、そういうので、年上とかに噛み付くから教授がしょっちゅう喧嘩してたと😆 シンセ投げてシンセにコーヒーかかっちゃって。あわわ・・:(;゙゚'ω゚'):ってなったこともある。教授、力あるから・・ピアノのタッチが強くて調律師が文句言ってたとか。
で、ジャズ畑の人はなぜかモタる・・後ろノリがいいって言う価値観があるみたいって話があり。個人的に思ったのは、シャッフル・スウィング癖がつくんじゃないですかね、日常的にそっちが当たり前だから。(芸大でソプラノサックスをやってた人から話を聞いたことがあります。僕の親くらいの歳の人で。当時はジャズのサークルとか行くなって師匠から言われてたそうです。音が荒れるからって。)
幸宏さん曰く「当時僕達はジャストとか突っ込むノリをやりたかったから・・アースウィンド&ファイアみたいな」と。
ディスコの要素が入ってるから、アースは珍しくヒップなノリじゃないんですよね。
ヒップも元ジャズ用語、ヒップとスクエアは対義語で、ヒップホップのヒップですね。
この時代は、クラフトワーク・ジョルジオ・モロダーなどがシークエンサーを使うようになって初めてジャストのリズムっていう基準を得たので、音楽が変わるんですよね。
とりあえず結の論
時間軸//
ジャストのノリに対して、ルーズである方がグルーヴィって言われる場合もあるし(本来の意味はこっちよりだったんじゃなかろうか)
タイトな方がグルーヴィってこともあります。好みの問題・程度問題。
空間軸//
それ+アンサンブルの中での相互関係あってこそのグルーヴってこともあるので、特に生演奏はねぇ🧐 音色も含めて空気感ていうのもグルーヴですな。
最初のスライの事に戻ると、『暴動』は音がラフだから気づかなかったけど結構細かいことしてるんですよ。あとこの人たちの特徴でみんなバラバラのことやるし。
大枠のアレンジは決めてあるんだろうけども、JBとかのきっちり決まったフレーズを弾いてるのよりルールが相当緩くて、各々のアドリブ的変化が多い。
聴き込むほど、なんか出てくるという・・困ったもんだ。