結局泣くんですよ
今年も子供の頃から習っていた教室の先生から連絡があり。
僕は今年は出なくていいだろう・・と思ってたんですが。
一番うまい人が用事で出られない。若手で巧い人たちは就職して仕事が忙しかったりと・・
あまり社会人以降で弾く人がいないので、僕は戦メリを弾くことになりました。
3年ちょっとで、生徒さんが変わっていて。まして発表会へ参加するメンバーが少ないと。(シニアで習いにくる人はいてもなぜか発表会には出る人は少ない)
僕たちの世代くらいだとバブルは当然弾けてましたが、巧い人がいくらでもいて音大生もいて、という環境だったので自分が巧い方の立場っていうのはえらく居心地悪い🤔
作曲を習っていた方の教室は、社会人やシニアの人が山ほど参加していたのでねぇ。
合奏や色んな楽器でバンバン出られたのと、これも地元の方の教室が直面しているのは今の人口比が昔と全く違うってことかなと。
それと、ピアノソロは異常なプレッシャーだからね・・。あれはなんなんすかね?
巧いと思う子はいくらでもいるんだけど、必ずしも続けないしね。すげぇ巧い!とかいわゆる絶対音感があるっていう人はなぜか早々と辞めちゃうんですな。
戦メリの話
友人が教えてくれたのは、多摩映画祭で『戦場のメリークリスマス』は『Opus』グラミー受賞記念で、共に上映されてるらしいですね。
最初見た時は・・大島渚監督の作品は基本的に殺伐としたものが多いので、そこで残酷描写みたいな印象があったんですけど。今のゴア描写溢るる映画界からすれば、全然だよ。
直接描写を避けているし、ど頭のジョニー大倉が腹切りできなくて逃げて首を落とすってシーンですらちゃんと映してないですし。行為の残酷性は高いけど、ヒッチコックじゃないけどそれを見せないから。なんか返って印象に残るパターンじゃないすかね?
なので、ディスコミュニケーションの映画かと。本来分かり合えるかもしれなかった者同士が、文化や関係性と、戦争というもので全く無意味に引き裂かれているという風に見て泣いたりしていたんですよ(高校生くらいかな)
ただ、ブラックホールchannelを見てたら〈クリスマス映画特集〉ってあって。
てらさわホークさんが、「なんか意味わかんねぇ映画だなーと思って見て、でも結局最後メリークリスマスMr.Lawrence ってたけしが言って音楽流れると泣くんですよ」
って仰っててこっちの方が正しいなと変に納得しました😂
確かに、抽象的な映画なんですよ。架空の島で、将校だけ化粧が濃いし、捕虜側のデヴィッド・ボウイだけ割と好きに動けるってよくわからないしね。
なんていうか・・ポンポンてエピソードを積み重ねていく映画なので。その上、中心のモチーフが二つに分かれてます。
ボウイの行動は・・昨日網走番外地を見てたんですけど。あれの高倉健さんの利他性と訳のわからなさ・アナーキーさに似てますね。