クラシック系の場合
モード(教会旋法)は、クラシックの教室で習っていてもあまり出てきません。
ピアノの場合。取り上げて練習するのは、メジャースケールとマイナー3種のスケールくらいで、後クロマティックくらいか・・。
音大受験する場合でも基本は変わらないと思います。「楽典」ていうやつで、知識としては、覚えるかもしれないけど。実技は要は楽譜で提示された曲がちゃんと弾ければいいから。
ジャズやロックの場合
対してジャズやロック(ポップス)は、かなり早い段階から触れることになります。
ジャズはその辺を、50〜60年代のビバップ〜モードジャズ・フリージャズで極めていったため。今ジャズの教本を読めば、普通に練習の素材として組み込まれています。
教会旋法7種(メジャースケール=イオニアン マイナースケール=エオリアン含む)
の他、ジャズ特有のスケール(ex.コンビネーションオブディミニッシュ)など諸々・・。
ロックの場合、その辺覚える手順や、スケールの使用頻度が違うという印象で
ペンタトニック(五音音階)2種はやたら使うので、先にやることが多いです。
ジャズの影響をある程度受けつつ、独自の進化を遂げたような感じ。
ロックの花形はギターなので、ギタリストは教本で大体モードやジャズ系のスケールも覚えたり、好きな曲の耳コピとかでフレーズを自然に覚えたりとか。
ちょっとジャズが羨ましい
はい。話は戻って、クラシック。教会旋法なんてバッハ以前の昔のものなのに。19世紀末〜20世紀の近代音楽で再発見されたかのように、モードや特殊なスケールはバンバン使われるようになるのですが、
あんま教育の中には取り入れられてないんだ・・( ;´Д`)
ぼくは音大受けるとしたら作曲科志望だったので、教室通いながら、辛うじて意識していただけ。それも曲の素材として。
ギターを始めてから、「こんなに早い段階で練習するのか!」と感動して、
それを活用してピアノに使ってるくらいです。
じゃあおわりに、ぼくが初めてモードってかっこいい!と思いながら聴いた
ハービー・ハンコック - 処女航海 を聴いてみましょう。
彼のデビュー作だったはずですが、ブルーノート時代のハービーの曲はかっこいい。アートワークもね🎨