教授の書くベースライン
ロジカル且つわかりやすい。
わかりやすいというのは、例えば転調する時に「転調しますよー」と知らせるようなラインを書くという意味合いです。
和声の課題でベース側を書くのもあるので、そういうのがとっかかりになってるのかな?
例えば・・教授らしいなっていうベースラインの、War head で言うと
この音源で実際鳴ってる音はB♭m ですね・・表記が面倒なので下げてキーAmで考えましょうw
この曲はサビでEmに転調します。その手前(00:48あたり)から
ソラレ ーレドドシシララ ソソララシシソソ ドドドドレレミミ ↑シ ・↓シー♯ドー♯レー
Dm7 G C△7 B
ミレミレ ミ♯ファシレ〜//
Em
こんな感じでレ♯からスムースにEmのミに移行しています。懇切・丁寧で、キッチリしてるんですよね。ここぞと言う時以外は跳躍も少ないし(この場合オクターブ上がるシの音)。
細野さんは耳の感じで、コード自体はシンプルに書いてても難しいベースラインを当ててくるっていうのをよくやる。アメリカ・ラテンなどのルーツミュージックは型がある程度決まっていて、ベースラインなんてまさにそうで、そこから学んでるから・・じゃないかな? 型ばっかりだと飽きてくる。なのでそこから逸脱してやろうって言う発想が出てくる。
対して、クラシックも作曲方面は特に最初、型稽古なんですけどね。。だけどルールだらけの中でやってるから、合理的に論理的に・・経済的に(機能が重複しないように)書くクセがつくんじゃないでしょうか。