bosats 音 note

ギターにハマって困って学んで

見聞録

【映画】黒沢清 『アカルイミライ』(2003)

アカルイミライ - Wikipedia ↑これのあらすじだけで、ほぼネタバレになってますね(^^;; なんだかなー 久しぶりにYouTubeのレンタルで見たのですが、今回で2度目。ちょっと印象が違いました。まず、主役のオダギリジョーと、藤竜也の衣装や髪型がアートっぽ…

Aoki Takamasa - Private Party

サウンドチェック Aoki Takamasa さんのアルバムは普通に聴くだけじゃなく、サウンドチェックによく使います。モニターやヘッドフォン・イヤフォンのチェックや マスタリングやミックスの参考音源のような感じです。 ミックスのバランスや、トータルの音・音…

オリジナルラブ Xmas Love 2016 に行ってきました

O-EAST良い 2016 12/23 去年はO-nestで目の前が柱だったので見づらかったのが、今年はすごいいいポジションが取れた!やっぱ、O-EAST好きっすわ。見やすい アーバンギャルドのフェスとか、確かNeggicoもそうだったっけ・・思い出の場所ですね。 今回は、田…

Two Door Cinema Club のライブを見てきました♣️

場所は新木場 Studio Coast サービス精神 ファーストアルバム Tourist History が好きで、そればっかり繰り返し聴いていたので その他のアルバムの曲をほとんど知らなかったのですが。 ど頭からファーストアルバムの再現のような入り方だったのですごくテン…

【シリーズ 心 】アルボムッレ・スマナサーラ 『気づいたら・・・もう「幸福」になっていた!』

初期仏教の日本での伝道者。 スマナサーラ長老の本はもう相当・・、20冊くらいは読んでるんじゃないのかな。 10年以上のお付き合いですね(笑) また出版された本の量が凄いんだ。 ネットでの質問にも丁寧に答えていただいた思い出があります。 今回は、メモ…

【シリーズ 心の駄話】あけましておめでニーチェ

本年もどうぞよろしくお願い致します さて!先日、ブックオフで掘り出し物の譜面がないかチェックしていたのですが、 大型本コーナーにあるので、偶然その近くで『好きなことだけして生きる』(PHP)というコンビニで売っているようなムックを見つけました。…

デイヴィッド・イーグルマン『あなたの知らない脳 意識は傍観者である』

これは面白い!・・・けど、洋書にありがちな論点がガンガン変わる例の感じの本なので、読みづらい! 日本の書籍はおそらく、編集者が「少ない論点に集約するように書きましょうね」って指導してるんじゃないですかね。。 ガンガン変わるってビバップか!と…

スクエアプッシャー からハービー・ハンコックへ

ドリルキングアワー その昔、高校に入った頃。電気グルーヴの「ドリルキングアワー」というラジオで、 この人の「Vic Acid」がかかってて、「うわ!かっこいい」と思って買ったのが出会いです。 町田にまだ巨大タワレコがあった頃だな・・。 www.youtube.com…

【逆の視点】曲飛ばしちゃうアルバム特集

捨て曲してませんか? みなさん、アルバムを買ってもいわゆる〝捨て曲〟を飛ばしたりしてはいませんか? 僕はします(°▽°)! 先日の通しで聴けるアルバムの逆バージョン。曲飛ばしちゃうアルバム特集です! シングル狙い=通して聴けないアルバム でもそうい…

フジファブリック- FAB FOX(2005)【真面目になってしまうな】

通して聴けるアルバム 飽きっぽい性格なので、アルバム通して聴けるアルバムって少ないのですが。フジファブリックは通しで聴けるものが多くて。 これと1st 3rdの「Teenager」(2008)は繰り返し聴きました。 こんなバカみたいに覚えるほど聴いたのって、日…

ラヴェル - 弦楽四重奏曲 (1903)からの 印象派バトル

ライバル関係二人の弦カル 作曲を習い始めた、高校1年の頃あたりに良く聴いてた気がします(自信ない・・)。 昔はよく並べて収録されているドビュッシーの弦楽四重奏の方が、好きだった。 勢いとインパクトがありますからね。 本当によく比較される二人です…

【力と技の】Neggico - アイドルばかり聴かないで(2013)【風車が回る】

技の1号 力の2号 www.youtube.com はい、尊敬する小西康陽プロデュースです。 歌詞は、ピチカートファイブ時代から変わらないひねくれっぷり → 技 曲は、サンプリング時代の引用を散りばめた。 彼曰く、アルバム名にもありましたが「レディメイドのピチカー…

南波志帆 - こどなの階段(2011)

作詞は Base Ball Bear の小出祐介。作曲はサカナクションの山口一郎。 タワレコ限定版をなぜか持っていて、それで聴いています。 ⇩とりあえず0:28くらいからのシンセのリフ テトテトテトテ♪ を覚えておいてください! www.youtube.com 今年の頭、彼女のレー…

【くだらな映画】ファイナルデスティネーションシリーズ

時間泥棒! 夜中にまた見ちゃいましたよ。残酷・残忍・不謹慎! くだらなすぎる!けど見ちゃう。 〝ピタゴラスイッチの要領で人が死ぬ映画〟というこの一行で説明のつく映画! 大の大人が制作費使ってなんだこのくだらなさは! 「大体人間なんてものは、生ま…

【映画】サボタージュ(2014)

意外! シュワちゃん主演なので、「コマンドーみたいなバッカンバッカン人殺すメチャクチャな映画じゃないの?」思ってみたら、意外にもどんでん返しありの苦味・渋みのある映画でした。(バッカンバッカン人殺すのは変わってない) 今回この記事では、あま…

POLYSICS - POLYSICS OR DIE!!!! (2004)

ポリシックス先輩の初期ベスト盤ですけど、当時はほとんど知らなかったですね。 2001年の New Wave Jacket をシングルで聴いて。いいけど悔しいので〝よくないと思いたい〟というのが最初の印象かな・・。 そういえば、昨年フジファブリックのお台場のライブ…

くるり - The world is mine(2002)

昔CDで持ってたのですが、結構聴き飛ばしてたのでベスト購入とともに、たしか売っちゃったはず。 iTunes で買いなおしました。 2004年のロックンロールから聴き始めたので、当時から実験色とかくるりにはあまり求めていなかったです。 なのでシングル曲以外…

サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』

白水社の新書版です。安堂信也・高橋康也訳。 サミュエル・ベケット略歴を見るとうつ病歴があるようですね。(作家あるある) 映画「シャイニング」の親父じゃないですけど、孤独な作業をずっと続けているとおかしくなるってことはよくあるみたいですね。単…

〝グルーヴミュージックとしての ストラヴィンスキー〟から人力テクノへ

僕が作曲をやる上で影響を受けた人物にストラヴィンスキー(1882〜1971)がいます。 「春の祭典」の音楽もそうですが、この踊り。 www.youtube.com はっきり音楽のフレーズと踊りがシンクロしている。機械的な動きや、反復。 意味のない動きそのものへの強い…

Herbie Hancock - Speak Like a Child(1968)+ちょこっとピチカート

クールの継承 まさにクールなジャズと言ってよいアルバム。 当時はマイルスの革新的な路線の影響下にあるんでしょうかね。 『処女航海』よりもさらにボサノヴァテイストが取り込まれています。(特に表題曲!) にも関わらず、すごく作家性が前に出ているの…

スチャダラパー - ドコンパクトディスク(2000)

00年代へ 彼らは90年代後半〜00年代頭、それまでの面白いラップ路線から外れ、特にサウンドの面でクールな路線へ行っている。と感じていました。 前作 funkeyLP (1998)から顕著。 しかし、それでセールスが振るったかは謎・・・。fun-keyLP僕ウケは最高で…

グルーヴのなんたるかはここから学んだ

グルーヴは、ジャストなビートとの格闘にあり。というのが今の私の結論です。 ちょっとその辺の遍歴を 小さい頃はマイケル・ジャクソンが好きだったので、おそらくそこがグルーヴの原点。 〝踊りたくなる感じ〟を体感した気がします。 その後、小学生のとき…

立林 淳 『舌根をやわらかくすると高い声が楽に出せる』

楽で自然がすべて 高音発声 =「ミックスボイス」(ミドルボイス)の獲得を目的とした本です。 そのためには喉の脱力が大きなキーワードになっており、「楽で自然」な発声が繰り返し強調されています。「楽で自然がすべて」という発想です。 それに基づいて…

【変わらない一貫した魅力】オリジナルラブ『Free Soul Original Love 90s〜EMI Years』

毎年、クリスマスはオリジナルラブのライブを見に行っています。 毎回見ていても飽きないしまた行きたいと思います。彼の魅力は一貫性と変化 ・年齢を重ねても昔と変わらないような声量・パワーをキープし続けている。 ・ソウルやポップソングを作るという軸…

【冬へと歩みだそう】Aztec Camera - Walk Out to Winter (1983)

不況でお先真っ暗だけど悲観してないぜソングとして名高い(?) 毎年、冬が近づくと聴きたくなります。 この曲ですが、オリジナルラブのライブでやってくれた時は感動しました。 「この曲は僕たち世代のアンセム!・・・ところでアンセムってどういう意味だ…

青柳いづみこ 『指先から感じるドビュッシー』

ドビュッシー(1862〜1918)の個人史に触れながら、著者のピアニストとしての個人史にも触れて、実際のピアノ曲の技術解説にまで至るという。伝記+エッセイ+技術指南的一冊です。 ドビュッシーはパリ国立高等音楽院に入っているくらいだからエリートなので…

デレク・ベイリー 『インプロヴィゼーション ー即興演奏の彼方へー』(1981)

最初はベイリーの個人的な考え方の本かと思って買ったのですが、かなり情報量も多いし、即興の音楽史ともいえる学究的な本でした。(インド音楽からバロック音楽・ジャズ・ロック・現代音楽 etc...) 印象的だったのは 第7章 ジャズ の項目。 スティーヴ・レ…

【何度見ても腑に落ちない】メタフィジカルぼんやり映画 黒沢清 - 『回路』(2002)

※今回もネタバレ全開でお送りします 昨晩見直しました! これはもう、3〜4回は見ているのですが、いまだに ホラー映画ですらないように見える作品。 〈理由〉 ・リアリティラインがどこにあるのかわからない(ご都合主義・ぼんやりした舞台設定) ・死の世界…

【ジャケ買い以来18年】エリック・ドルフィー『ラスト・デイト』(1964)

今でもジャズの中ではかなりの頻度で聴き返す一枚です。ドルフィーの公式録音では遺作となっています。 ・ジャズ史でいうところのモード〜フリー時代のクールさ ・部屋鳴り ハコ鳴り(?)が絶妙な異世界感を作っている ・カルテット形式のため各ソロが聴き…

【最高のじいちゃん映画】クリントイーストウッド 「グラントリノ」

アマゾンプライムビデオで、よく見ていなかった映画を見てるのですが 「グラントリノ」(2008)は最高のじいちゃん映画だと思いました。 ・悲劇ともハッピーエンドともとれるのいいラスト ・痛みと邂逅というテーマ ・小津安二郎「東京物語」(1953)のよう…